Bauhutteのゲーミングチェア13種類の違いを徹底比較｜モデル別におすすめを解説

ブラックカラーに並々なみなみならぬこだわりを感じる日本発のゲーミング家具メーカー「Bauhutteバウヒュッテ」

今まで有名なゲーミングチェアといえば、海外製のものが多く、大きめのサイズに妥協だきょうしなければならなかった…。
そんなサイズ問題に終止符を打ったのがBauhutteバウヒュッテである。

小柄な日本人向けに設計したモデルは、低身長者に救いの手を差し伸べた。
結果的に俺はBauhutte G-530を購入している。

ただしBauhutteバウヒュッテのゲーミングチェアはとにかく種類が多い、いや多すぎる。
また似たようなモデルも多く、何がどう違うのか？購入前にかなり迷った…。

そこで当記事では、2021年8月時点で販売されている全13種類のゲーミングチェアを徹底的に比較した。
公式に記載されている「スペック」だけでなく、各モデルの特徴別に完全解説しているので、参考になれば幸いだ。

機能面は、G-530とG-570が群を抜いている。
ただし、ソファモデルの座り心地は別格。

Bauhutteバウヒュッテのゲーミングチェア
13種類の比較表

まずBauhutteバウヒュッテのゲーミングチェアは、上記3つのタイプに分かれている。
真中と右側のモデルは専門的に「ミドルバック」「ハイバック」と言われるが、当サイトではわかりやすいように「ヘッドレストなし」「ヘッドレスト付き」と分類した。

気になるモデルの早見表

• ヘッドレスト付きモデル比較表へ
  RS-950RR｜G-550｜G-530｜G-570
• ヘッドレストなしモデル比較表へ
  G-350｜G-130｜RS-600｜G-510
• 座椅子モデル比較表へ
  LOC-950RR｜GX-350｜GX-550｜
  GX-530｜GX-570
  

【ヘッドレスト付きモデル】4種類の違い

[today_date]現在、ヘッドレスト付きモデルのラインナップは、上記4脚である。
左側3脚は、身長150cm〜対応できる、まさに日本人向けのゲーミングチェアだ。
一番右側のG-570は、最新モデルであり、身長209cmまで対応できる。

※².キャスター交換方法は以下で解説
関連:Bauhutteのキャスター交換したら超快適になった

ヘッドレスト付きおすすめモデルはこれ

身長177cm以下	身長178cm以上
G-530	G-570

推奨身長以下なら、G-530がおすすめ。 スペックはBauhutteバウヒュッテ史上最高傑作。

高身長の方は、G-570がおすすめ。 オールブラックカラーがカッコいい。

ヘッドレスト付きモデルを項目別に比較

価格で選ぶのはNG

超低身長向けモデル RS-950RR	低身長向け下位モデル G-550
32,170円 〜 34,527円	34,528円 〜 38,327円

低身長向け上位モデル G-530	高身長最新モデル G-570
35,280円 〜 37,527円	37,632円 〜 41,780円

カラーにより若干の差異はあるものの、モデル別による価格差はほとんどないため、値段だけを見て判断するのは絶対にやめよう。
なので、基本的に上位モデルを推奨する。

3方向からデザインを比較

RS-950RRとG-550は、座面クッションの厚みが違うだけで、そのほかのデザインや機能はまったく一緒。
それ以外は、ヘッドレスト・ランバーサポート・キャスターの形状がそれぞれ異なっている。

RS-950RRとG-550のみ、アームレストの形状が異なる。
側面カバーのデザインも各モデル少しずつ違う。
またG-570のみ、背もたれ側面の巻き込みがなくなり、その分広くなった。

ヘッドレスト穴の形状違いやG-570は穴がないところに注目しよう。
RS-950RRとG-550は、ランバーサポートの位置調整ベルトが背もたれ背面に見えている。
またG-570には、背もたれ背面にポケットが追加された。

各モデルカラー展開

超低身長向けモデル
RS-950RR

ブラック・レッド・ブルーの3色展開
後継機とくらべると、明るい色合いが特徴。

低身長向け下位モデル
G-550

RS-950RRと同じく、3色展開だが、全体的に少し暗めのカラーに変更された。

低身長向け上位モデル
G-530

G-530から新色グリーンが追加され4色展開になった。
そのほかの色合いは、G-550と同じ。

高身長向け上位モデル
G-570

最新モデルG-570は、ブラックがオールブラックに変更されている。
個人的に、このカラーリングにG-530の仕様なら最高だった。

身長別推奨モデルはこれ

• 149cm以下の方
  →RS-950RR
• 150cm〜177cm以下の方
  →G-530
• 178cm以上の方
  →G-570

シッティングポジションは、身長だけでなく、脚の長さも関係してくるため、あくまで参考程度にしてほしい。
また以前Bauhutte G-530をレビューした際、150cm・163cm・174cmが座ったイメージを撮影しているので、よろしければそちらもどうぞ。

座面サイズと素材を比較

スタンダードモデル RS-950RR	低身長向け下位モデル G-550
横幅:32〜37cm 奥行:39〜49cm 厚み:6cm 素材:モールドウレタン	横幅:33〜36cm 奥行:38〜48cm 厚み:11cm 素材:モールドウレタン
※奥行の「〜」は、 ランバーサポート着脱の有無によるもの

低身長向け上位モデル G-530	高身長最新モデル G-570
横幅:35〜41cm 奥行:40〜50cm 厚み:11cm 素材:モールドウレタン	横幅:36〜40cm 奥行:38〜48cm 厚み:12cm 素材:ポケットコイル

RS-950RRは、クッションの厚みが6cmしかないため、座り心地は他のモデルとは別物。
また座面にあぐらをかいたり、ゆったりと座りたいのであれば、幅が5cm広いG-530かG-570を選択しよう。

座面の取り外しの有無

RS-950RR G-550	G-530 G-570
取り外し不可	取り外し可能

下位モデルRS-950RRとG-550は、クッションの取り外しは不可。
上位モデルG-530とG-570は、マジックテープにより、座面とクッションを取り付けている。
取り外しができると、座面の位置（奥行）を調整できるため、脚の長い方は、特に取り外せるタイプがおすすめ。

また掃除もしやすく、個人的にも取り外しができるタイプを購入してよかった。
関連:Bauhutteゲーミングチェアの掃除方法と汚れ防止策

アームレスト可動域

下位モデル RS-950RR G-550	上位モデル G-530 G-570
タップで拡大 3方向 上下/前後/左右	タップで拡大 4方向 上下/前後/左右/幅

下位モデルは、幅を調整できない。
上位モデルは、左右に約5mmずつ調整可能。
例えばブラインドタッチの際、この微調整がキモとなる。
なので、仕事用として購入するなら上位モデルがおすすめだ。

ヘッドレストの位置調整について

RS-950RRとG-550は、固定されているため動かせない。
G-530は、特殊な形状をしており、4段階に位置を固定できる。
G-570は、一応調整できるが、上から被せるだけなので、位置を固定することはできない。

ランバーサポートの形状と高さ調整について

下位モデル RS-950RR G-550	上位モデル G-530 G-570
タップで拡大 位置調整型	タップで拡大 置型

ランバーサポートは、下位モデルのみ位置調整できる。
上位モデルは、背もたれに置くだけのタイプだ。
また形状もそれぞれ異なるため、上記画像を参考にしてほしい。

基本的にリクライニング時は、ランバーサポートを外して使うため、置型タイプの方が楽である。

そのほかの違うところ

【ヘッドレストなしモデル】4種類の違い

2021年7月現在、ヘッドレストなしモデルのラインナップは上記4種類。
ソファモデルのみ、クッションに厚みがあるため、推定身長は高めの設定だ。

またソファモデルのみランバーサポートを上に持ってくれば、ヘッドレストにもなる。

ヘッドレストなしおすすめモデルはこれ

機能面は、G-530とG-570が群を抜いている。
ただし、ソファモデルの座り心地は別格。

ヘッドレストなしモデルを項目別に比較

価格差はかなりあるので注意

スタンダードモデル RS-600	ソファモデル G-350
22,500円	38,000円 〜 43,659円

メッシュモデル G-130	エントリーモデル G-510
17,800円 〜 20,308円	13,206円 〜 15,335円

モデルにより3倍以上価格差があるので、スペック表は必ず確認しよう。
とはいえ個人的に「ソファモデル」以外を買う理由はない。

デザインの違い

各モデルまったく異なったデザインである。
RS-600とG-510は、アームレストが別売りのため注意しよう。

G-350とG-510は、ランバーサポートの位置を調整できる。
またG-130とG-510は、リクライニングできない仕様だ。

各モデルカラー展開

スタンダードモデル
RS-600

ブラックのみ

ソファモデル
G-350

ブラック・グリーン・ホワイトの3色展開
全体的に淡い色に仕上がっているのが特徴。

メッシュモデル
G-130

ブラック・レッド・ブルー・グリーンの4色展開
ブラック1トーンなのが、イカす。

エントリーモデル
G-510

ブラック・レッド・ブルー・グリーンの4色展開
Bauhutteバウヒュッテ定番のカラーリング。

本体サイズの違い

• 162cm以下の方
  →RS-600
  →G-130
  →G-510
• 163cm以上の方
  →G-350

ソファモデルは、カラーリングもゲーミングチェアっぽくないし、フカフカの座り心地で気持ち良い。
上記の適正身長をクリアしているかつ、ゲームをやる方であれば超おすすめ。

座面サイズと素材の違い

スタンダードモデル RS-600	ソファモデル G-350
横幅:33.5〜35.5cm 奥行:40〜50cm 厚み:6cm 素材:モールドウレタン	横幅:34〜42cm 奥行:39〜49cm 厚み:15cm 素材:ポケットコイル
※奥行の「〜」は、 ランバーサポート着脱の有無によるもの

メッシュモデル G-130	エントリーモデル G-510
横幅:38〜40cm 奥行:38.5〜48.5cm 厚み:9cm 素材:モールドウレタン	横幅:32〜37cm 奥行:43〜53cm 厚み:13.5cm 素材:モールドウレタン

RS-600は、クッションの厚みが6cmしかないため、少々硬めの座り心地。
やはり全体的にゆったりした作りのG-350がおすすめだ。

座面取り外しの有無

スタンダードモデル RS-600	ソファモデル G-350
取り外し不可	取り外し可能

メッシュモデル G-130	エントリーモデル G-510
取り外し可能	取り外し不可

取り外しできるタイプの方が掃除もしやすく、個人的におすすめ。
関連:Bauhutteゲーミングチェアの掃除方法と汚れ防止策

アームレストの違い

スタンダードモデル RS-600	ソファモデル G-350
別売り（後付け可能）	可動式ではなく 固定位置を変更できる

メッシュモデル G-130	エントリーモデル G-510
跳ね上げのみ可能	別売り（後付け可能）

ヘッドレストなしモデルの一番弱い部分が、アームレスト。
唯一位置を変更できるG-350でさえ、可動式ではなく、ネジ止めによる固定位置を変更できるだけ。
つまり、確実に仕事向きとは言えない。

ランバーサポートの形状と高さ調整の有無

スタンダードモデル RS-600	ソファモデル G-350
できない	できる

メッシュモデル G-130	エントリーモデル G-510
できない	できる

RS-600とG-130は、ランバーサポートの高さ調整不可。
G-350とG-510は、バンドの位置を調整することで、高さを変更できる。

【座椅子モデル】5種類の違い

[today_date]現在、ゲーミング座椅子は上記5種類
その名の通り、床に置いて使うタイプだ。
なおキャスターも、前後に2輪ずつ付いている。

座椅子おすすめモデルはこれ

機能面は、G-530とG-570が群を抜いている。
ただし、ソファモデルの座り心地は別格。

座椅子モデルを項目別に比較

価格差を考慮しても上位モデルを選ぶべき

スタンダードモデル LOC-950RR	ソファモデル GX-350
34,500円 〜 35,234円	36,750円 〜 43,659円

スタンダード改良モデル GX-550	ハイエンドモデル GX-530
35,616円 〜 37,147円	34,451円 〜 38,294円

最新モデル GX-570
40,500円 〜 41,356円

座椅子モデルの価格設定は謎で、ハイエンドの方が安い場合もある。
最大1万円近い価格差を考慮しても、ソファモデルGX-350を推奨する。

デザインの比較

LOC-950RRとGX-550は、座面クッションの厚みが違うだけ。
ソファタイプのGX-350のみ、ランバーサポートとヘッドレスト兼用。

左側2モデルは、背面ベルトによりランバーサポートの位置調整が可能。
そのほかGX-570のみ、背面ポケットあり。

各モデル別カラー展開

スタンダードモデル
LOC-950RR

ブラック・レッド・ブルーの3色展開
ブルーのみ薄めの色合い。

スタンダード改良モデル
GX-550

ブラック・レッド・ブルーの3色展開
ブルーは濃いめの色に変更されている。

ソファモデル
GX-350

ブラック・グリーン・ホワイトの3色展開
全体的に淡い色合いで部屋に馴染みやすい。

ハイエンドモデル
GX-530

ブラック・レッド・ブルー・グリーンの4色展開
本モデルより、グリーンが追加された。

最新モデル
GX-570

ブラック・レッド・ブルー・グリーンの4色展開
オールブラックがめちゃくちゃカッコいい。

本体サイズを比較

画像をタップで拡大

座椅子モデルは、身長を考慮しなくていよい分、幅や奥行など、部屋の大きさを確認しておこう。

座面サイズと素材を比較

スタンダードモデル LOC-950RR	ソファモデル GX-350
横幅:32〜37cm 奥行:39〜49cm 厚み:6cm 素材:モールドウレタン	横幅:34〜42cm 奥行:39〜49cm 厚み:15cm 素材:ポケットコイル
※奥行の「〜」は、 ランバーサポート着脱の有無によるもの

スタンダード改良モデル GX-550	ハイエンドモデル GX-530
横幅:33〜36cm 奥行:38〜48cm 厚み:11cm 素材:モールドウレタン	横幅:35〜41cm 奥行:40〜50cm 厚み:11cm 素材:モールドウレタン

最新モデル GX-570
横幅:36〜40cm 奥行:38〜48cm 厚み:12cm 素材:ポケットコイル

座面サイズでもGX-350の厚み:15cmの魅力が際立つ。
俺が所持しているG-530の11cmでも底付き感はまったくないが、さらに4cmも厚みがあるので、まさしくソファモデルと言えるだろう。

座面取り外しの有無

LOC-950RR GX-550	ソファモデル GX-350
取り外し不可	取り外し可能

GX-530 GX-570
取り外し可能

取り外しできるタイプの方が掃除もしやすく、個人的におすすめ。
関連:Bauhutteゲーミングチェアの掃除方法と汚れ防止策

座椅子モデル｜ヘッドレストを比較

LOC-950RRとGX-550は、固定されているため動かせない。
GX-530は、特殊な形状をしており、4段階に位置を固定できる。
GX-570は、一応調整できるが、上から被せるだけなので、位置を固定することはできない。

座椅子モデル｜アームレストを比較

LOC-950RR GX-550	GX-530 GX-570
タップで拡大 3方向 上下/前後/左右	タップで拡大 4方向 上下/前後/左右/幅

ソファモデル GX-350
可動式ではなく 固定位置を変更できる

アームレストに関しては、ハイエンドモデルに軍配が上がる。
ソファモデルは、かなり特殊なので必ずチェックしておこう。

座椅子モデル｜ランバーサポートを比較

LOC-950RR GX-550	GX-530 GX-570
タップで拡大 位置調整型	タップで拡大 置型

ソファモデル GX-350
タップで拡大 位置調整型	タップで拡大 ヘッドレストにもなる

置型のメリットは、リクライニング時にすぐ外せること。
またソファモデルは、背もたれにバンドを通しているだけなので、上にズラせばヘッドレストにもなる。

よくある質問

結論:高身長-G-570｜低身長-G-530｜座椅子-GX-350

以上、Bauhutteバウヒュッテのゲーミングチェア全13種類を徹底比較した。

Bauhutteは、ユーザーの声を拾いながら毎年新作を発表しており、着実に進化している。

ただしゲーミングチェアのようにある程度形が決まっている商品は、変わったポイントが非常に分かりにくいのだ。

当比較表が悩めるBauhutteユーザーの参考になれば幸いだ。

機能面は、G-530とG-570が群を抜いている。
ただし、ソファモデルの座り心地は別格。