FLEXISPOTデスクの電源タップ固定術｜メインとサブで分けよう

電動昇降デスクは電源タップをどこに設置するか？
また電源コードをどこから持ってくるか？

少々悩ましいところである。
というのも昇降する分も計算しなければいけないため、単純にピッタリにすれば良いというわけではないからだ。

今回は俺の電源タップ固定方法を解説した。
結論はメインとサブに分けて管理するのがおすすめ。

メイン電源タップ

サブ電源タップ

FLEXISPOTデスクのメイン電源タップは背面中央に固定する

電動昇降デスクは、主に3つのフレーム形状があり、それぞれの取り付けイメージはこんな感じだ。

＼タップで切り替え／

＼クリックで切り替え／

メインの電源タップには、普段抜き差ししないものを集約しておこう。
例えば、パソコン、スピーカー、モニター電源など。
どのフレームでもビーム（中央支えバー）後方に固定するのがおすすめだ。

電源タップとケーブルトレーの考え方

電源タップとケーブルをごちゃごちゃにまとめておくと、熱がこもりやすく、ホコリもたまりやすい。
そのうえ、摩擦によりコードの被膜が破れやすくなり、良いことは一つもないからだ。

配線器具の発火事故は、2020年のコロナ禍の巣ごもり需要を機に増加傾向にある。
そのほとんどが、差込口にホコリが付着したことによるトラッキング現象だ。

もちろん無茶なタコ足配線による定格オーバーもあるだろうが、俺は安全面を無視した配線整理が流行ったのもあると思っている。

例えば

電源ケーブルを付属品以外に変更
配線モールで複数のケーブルを無理やりまとめている
出どころがよくわからない電源タップやケーブルを使用…

定格や仕組みをある程度理解していても、実際の中身まではわからないものである。
主電源周りはUSBケーブルなどと比べ、電圧が高いため、なるべく余計なことはしない方が良い。

また回路設計をよく理解している日本製のものを選ぶだけでも事故のリスクはかなり減らせるはずだ。
それに保証面の安心も付いてくる。

こうしておけば、普段の掃除は差込口付近だけ気にしていれば良い。
さらに以下で紹介した電動エアダスターをさっと噴けば、掃除は秒で終わる。

おすすめのメイン電源タップ｜サンワサプライ 11個口 レビュー

電源タップはそれ単体ではなく、延長コードや雷ガードの組み合わせなど、総合的観点から選ぶ必要がある。

デメリットも含めて、なぜこの電源タップがおすすめなのか？理由を深掘りしていく。

サンワサプライの電源タップは、他メーカーの10個口より1つ多く、11個中5つは3ピンプラグにも対応しているため、実は最強の電源タップだと思っている。
デメリットは、N極プラグに非対応なことくらいだ。
というより、オシャレな電源タップはほとんど極性対応していない。

N極プラグとは？

例えば、家電を遠隔操作する最新スマートプラグは、ほとんどN極だ。

古いモデルは、6mm/6mmだったが、最新のものはなぜか8mm/6mmに変更されている。
そのため、差込口の高さが同じ電源タップには使えない。

なぜ極性を持たせているの？

主な目的は感電予防。
海外のコンセントは基本的に極性を持たせているが、日本は無極性（高さが同じ）な場合が多い。

日本のコンセントは漏電遮断器が普及しているため、極性を持たせなくても安全面は十分考慮されている。

11個ある差込口のうち5つは3ピンに対応

差込口の間隔は5cmあるため余裕

裏面は4つのマグネットと壁掛けフックが付属

電源コードは180°向きを変えられる

絶縁キャップ付きスイングプラグ火災予防もバッチリ

サンワサプライ11個口電源タップの詳細

項目	概要
メーカー	サンワサプライ
モデル名 コードの長さ	ブラック TAP-SLIM11-1BK：1m TAP-SLIM11-2BK：2m TAP-SLIM11-3BK：3m ホワイト TAP-SLIM11-1W：1m TAP-SLIM11-2W：2m TAP-SLIM11-3W：3m
差込口数と形状	11個口：2ピン 内5個口：3ピンにも対応 N極非対応
プラグ形状	絶縁キャップ付きスイングプラグ
コードの特徴	材質：塩化ビニル樹脂 種類：二重被覆コード 許容電流：15A 許容温度：-5℃～70℃
本体サイズと特徴	横幅：43cm 高さ：2.6cm 奥行：3.1cm 重量：370g 差込口間隔：5cm 耐熱温度：80℃
定格容量	15A・125V・1500W
雷ガード	なし
安全ブレーカー搭載	過電流を自動制御
スイッチ	なし
ほこりシャッター	あり
壁掛けフック	あり
通電ランプ	なし
内蔵マグネット	あり（磁力弱い）
ノイズフィルター	なし
材質	本体：ABS樹脂 プラグ：銅合金
認証	電気用品安全法（PSE）技術基準適合品
寿命	3〜5年
価格	ブラック｜ホワイト 1m：2,809円｜2,386円 2m：3,091円｜3,109円 3m：3,373円｜3,391円 2024年4月・Amazon参考

電源タップ内蔵の雷ガードは、最大サージ電圧（耐えられる電圧）が大したことないので、雷ガードは別途用意するのがおすすめ。
詳細は以下で解説しているので、よかったらどうぞ。

FLEXISPOTデスクのサブ電源タップは正面向きに固定する

サブの電源タップは、メインで差込口が足りなくなった方向け。
おそらく多面モニターの方は、11個口じゃ少ないはず。

＼タップで切り替え／

＼クリックで切り替え／

サブの電源タップは、よく買い替えする物や頻繁に抜き差しするものを集約させておこう。
例えば、充電器やUSBケーブルなど。
フレームバーの一番手前に正面向きで固定するのがおすすめ。

俺はサブの電源タップも2つ取り付けている。
差込口が正面にくるように設置し、プラグの抜き差しを表からできるようにした。

おすすめのサブ電源タップ｜エレコム6個口レビュー

エレコムの6個口電源タップは、サブ電源タップとしてちょうど良いサイズ感である。
中央の3連差込口はやや間隔が狭いものの、その他は向きや位置を工夫しており、困ることはない。
ただしN極プラグには非対応だ。

背面マグネットが超強力

ほこり防止・耐熱性差込口・トラッキング防止プラグ・スイングプラグ仕様

エレコム6個口電源タップの詳細

N極プラグに非対応なことを除けば、特に気にすべき項目はないと思われる。
スイッチがない普通の電源タップだ。

電源タップ周りで活躍するガジェットたち

見た目に全振りスチール製のケーブルトレー

ケーブルバンド

説明不要。
ケーブル類をまとめる際、絶対に使うものだからとりあえず束で買っておけばOK。

パナソニックのローリングタップ

電源周りの微調整に役立つ定番アイテム。
差込口が左右に180度回転するため、角度をつけたりもできる。
また水平の差込口に対し、垂直に変更できるため狭いスペースでめちゃくちゃ便利。

壁紙モール

壁紙モールマガリ

はがせる両面テープ

ネジ固定式の延長コード（電気工事士2種向け）

こちらのロングチェス画鋲がなかなか良かった。
針長が2cmあるから固定力も強く、頭が細いため差込口にも接触しない、持ち手があるから抜き差しもしやすい。

ぶっちゃけ設置は誰でもできるが、一応商品説明に電気工事士による施工が必要と書いてあるため、当ブログで推奨はできない。
やるなら自己責任で。

昇降時の動きはこんな感じ。

ノーマル延長コード

電気工事士の資格がない方は、ノーマルの延長コードをフックで引っ掛けるなり、両面テープを使うなりして工夫しよう。

N極プラグ対応の小型電源タップ

雷ガード

LANケーブル

結論：FLEXISPOTデスクの電源タップはフレームに固定しよう

以上、FLEXISPOTデスクで電源タップを固定する術を解説した。

普段抜き差ししないものは、メイン電源タップへ。
よく替えそうなものは、サブの電源タップで管理するのがおすすめだ。

といってもメイン電源タップで差込口が足りているなら、サブは必要ないが、多面モニターの方などはご参考まで。

メイン電源タップ

サブ電源タップ

これもおすすめ