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詳細なご説明ありがとうございます。とても参考になりました。 またあまりに早いレ…
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初めまして、E7Qの購入を検討して検索する中こちらに辿り着いたものです。 とて…
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USBケーブルに負けず劣らず、わかりにくい仕様のLANケーブル…。
いつ、どこで、だれが、なにを目的に、なぜ、どのように規格を考えたのか、小一時間詰めたい気分だ。
そしてUSBよりタチ悪いなと思ったのが、現状使えない(意味がない)ケーブルもそこら中で販売されていること。
しかも怪しい中華製品だけでなく、日本の大手メーカー製品のものまでごまんとある…。
当記事では備忘録も兼ねて、パソコン作業に必要な有線LANケーブルの選び方をわかりやすく解説した。
結論はこれ
LANケーブル項目 | 選び方 |
---|---|
カテゴリ 超重要 | Cat6a ※.ただしコンセントLANの対応値が速度の上限 |
ケーブルの長さ やや重要 | 少し長めにする |
ケーブル形状 | 10ギガ回線 スタンダード 1ギガ回線 スリムまたはフラット |
コネクタ形状 | RJ45 |
PoE対応 | 必要なし |
それに加えて、ルーター側のLAN(WAN)ポートも1Gbps以上に対応している必要があるため、注意しよう。
もちろんケーブルを隠す方法も後半で解説している。
コンセント用LANケーブル
メーカー:サンワサプライ
カテゴリ:Cat6a
形状:スタンダード
長さ:0.2/0.5/1/2/3/5m
カラー:ブラック
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パソコン用LANケーブル
メーカー:サンワサプライ
カテゴリ:Cat6a
長さ:0.5/1/2/3/5/10m
カラー
ブラック&ホワイト
ブラック&レッド
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Catとはカテゴリと呼ばれる通信規格のこと。
2024年4月現在、最新は「8a」だが、7以降はまだケーブルを活かせる通信環境(回線)が整っていない…。
通信規格 | 通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
Cat5e | 1Gbps | 125MHz |
Cat6 | 250MHz | |
Cat6a | 10Gbps | 500MHz |
Cat7 | 600MHz | |
Cat7a | 1000MHz | |
Cat8 | 40Gbps | 2000MHz |
Cat8a | 400Gbps | 2400GHz |
通信速度がもっとも重要な指標になるため、光回線の10ギガ契約しているなら、Cat6aが好ましい。
また現在1ギガ契約の方も、将来10ギガに乗り換えた場合も考慮すると「Cat6a」が良いよという話。
伝送帯域は、値が大きいほどたくさんのデータを送れる指標。
データが通る道の広さと考えるとわかりやすいはず。
通信速度ほど影響はないため、気にしなくて良い。
古いコンセント、ルーター、パソコンを利用している方は、そもそも通信規格がCat6a以下しか対応していない場合もあるため、コンセントおよびデバイス側の対応規格は必ず調べておくこと。
ちなみに我が家のコンセントLANはCat5eまでしか対応していない…。
例えば、コンセントLANがCat5e対応の場合、ルーターとパソコンをCat6以上で接続しても、Cat5e相当の速度しか出ないので要注意。
通信規格(Cat)の互換性はないのかしら?
あるんだけど、対応規格が違うケーブルを接続すると、本来の通信速度が出なかったり、接続不良を起こすこともあるから、なるべく規格は合わせたほうが良いんだ
もう一つ大事なのが、コネクタ形状だ。
大きく分けると4種類あるので、それぞれの特徴をみていこう。
コネクタ形状 | 用途 |
---|---|
RJ45 | もっとも一般的なコネクタで、8つの端子を接続するタイプ。 日本市場に出ているLANケーブルの99%はこれだと思って差し支えない。 家庭用コンセントもRJ45設計の場合がほとんど。 Cat6aまでサポートしている。 |
GG45 | Cat7〜8a用コネクタ。 RJ45と比べ大型化されており、互換性はない。 |
TERA | Cat7〜8a用コネクタ 独自構造のため、RJ45と互換性はない。 |
GG45-RJ | Cat7〜8a用コネクタ 唯一RJ45と互換性のある端子。 しかし日本ではほとんど販売されておらず入手困難。 まだまだ価格も高いため、現状は購入する必要性なし。 |
ここで問題なのが、市場に出回っているCat7以降のコネクタはほとんどRJ45で販売されており、規格外品であること。
つまり通信規格だけ7や8に見せかけて、実際はCat6a程度の速度しか出ないのである。
そして家庭用コンセントがRJ45設計であるなら、互換性のないケーブルを購入しても意味がない。
また規格外品は以下のような問題も抱えている。
規格外品のデメリット
なるほど〜そうなるとやっぱりCat6aがバランス良さそうね
そうだね、記事の後半で通信速度の測定結果を載せているけど、まったく問題ないよ
LANケーブルの性能を100%引き出すには、ルーター側のスペックも重要だ。
特に有線接続の場合、WAN(インターネットポート)とLANポートが1Gbps以上に対応している必要がある。
Wi-Fi速度とは別なので注意しよう。
光回線が10ギガ契約の方は、ルーターも10ギガに対応していないとダメってことかしら?
そのとおり
ただ10ギガ対応のものは価格も高いから、予算と相談しながら決めると良いよ
LANケーブルを有線接続する時の目安はこんな感じ。
自分でも測定してみて、少し長めのものを選ぼう。
余る分には問題ないが、足りないと延長ケーブルの追加費用が発生してしまうので。
LANケーブルは、3つの形状タイプがある。
スタンダードが一番頑丈で安定しているが、ケーブルが太くて硬いため、非常に取り回しが悪い。
通信環境と目的に合わせて選択しよう。
10ギガ回線を契約している方は、一番通信が安定しているスタンダードケーブルがおすすめだ。
ただしスタンダードケーブルは、非常に硬いため、壁際に沿わせたり、曲げたりできない。
配線を隠したい派には向かないので、その場合は以下のケーブルにしよう。
1ギガ回線であれば、スリムやフラットケーブルで十分だ。
どちらのケーブルも柔らかく軽いため、曲がり角や壁紙モールの中も綺麗に通せる。
取り回しの良さで選ぶならこっち。
一応LANケーブルの内側の構造についても触れておく。
記載のない商品も多いが、それぞれの違いを押さえておくと、選ぶ際の参考にはなるはず。
LANケーブル内の芯線構造は、”単線“と”より線“の2種類がある。
それぞれの特徴は以下のとおりだが、単線ケーブルはかなり”太く硬く重い“ため、曲げられない点は考慮しなければいけない。
“単線“はスタンダードケーブルだけなのかしら?
そうだね
逆にスリムとフラットケーブルはほとんど”より線“だよ
俺はコンセントからルーター接続はSTPケーブル。
ルーターからパソコン接続は取り回しが良いUTPケーブルにしているが、面倒くさければすべてUTPケーブルでもまったく問題ない。
STPケーブルにはアース線が必要だと聞いたことがあるのだけど?
ケーブルの性能を最大限引き出す場合は必要だけど、なくても効果はあるよ。
参考:STPはダメなの?UTPでいいの?LANケーブルの専門家に聞く
通信規格 | 導線タイプ |
---|---|
Cat5e | UTP/STP |
Cat6 | |
Cat6a | |
Cat7 | STP |
Cat7a | |
Cat8 | |
Cat8a |
Cat6aまでは、どちらのタイプもあるので商品説明をよく確認しよう。
本来のCat7以降は、STPケーブルが推奨されている。
現在市場に出回っているUTPケーブルのCat7以降は、RJ45の規格外品だ。
LANケーブルの中には、ケーブルを通して電力供給もできるPoE対応というものがある。
電源ケーブルを繋げない場所(天井や屋外など)にルーターや防犯カメラを設置する場合に必要な技術だが、家の中であれば基本必要ないだろう。
PoE対応しているケーブルは値段も高いため「ちょっとこのケーブル高いな」と思ったら商品説明を読んでみると良い。
それでは、実際にどの程度スピードが出るのかテストしてみよう。
インターネットは平日、休日問わず20〜24時がもっとも混雑すると言われている。
ぶっちゃけWi-Fi接続でも十分速度は出ており、作業中に遅いと感じたことは一度もない。
それぞれの指標もすべて快適評価となっている。
では有線接続だとどうなるのか?以下をご覧いただこう。
もっとも重要な指標「ダウンロード速度(下り)」が倍以上になっている。
高画質でオンラインゲームなどをする方は、体感でもすこーし早く感じるかもしれない。
その他はWi-Fi接続とさほど変わらなかった。
項目の意味やそれぞれの作業に必要な速度目安をまとめた。
インターネットから端末にデータを受信する速度(もっとも重要な指標)
Webサイトの閲覧や動画視聴、オンラインゲーム、ファイルのダウンロードなどに影響する。
それぞれ受信に必要な速度目安は以下のとおり。
端末からインターネット上にデータを送信する速度。
メール送信、ビデオ通話、ファイルのアップロード、ライブ配信などに影響する。
インターネットの応答時間。
値が小さいほど、速度が早いことを意味する。
PING値のバラつきを表す指標。
値が小さいほど、通信が安定していることを意味する。
電動昇降デスクでも壁紙モールを使うと、ケーブルがほとんど見えない状態を作れる。
ルーターは壁掛けケースに入れて、電源ケーブルとLANケーブルがコンセントまで垂直になるように設置。
ルーターからパソコンまでの導線はこんな感じ。
曲がり部分も販売されているので、微調整もバッチリ。
壁紙モールは色々あるからお好きなのをどうぞ。
幅:1.5〜2cm
長さ:1m単位
カラー:白、茶がほとんど
両面テープ付き
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直線と同じメーカーを選ぶ
種類:横曲がり、内曲がり
カラー:白、茶、黒
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メーカー:ニトムズ
テープの種類:強力固定用
サイズ
幅:15/20mm
長さ:2/4m
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壁紙モールにも両面テープは貼られているが、粘着力が強すぎるため、剥がせるタイプで固定するのがおすすめ。
ラインナップの中から”強力固定用“を選ぶこと。
ルーターを作業部屋に置く場合、縦置きタイプならサイズの合う収納ボックスに入れれば壁掛けにもできる。
特にルーターの存在感を消したい方にはおすすめだ。
ただボックスのサイズ選びは難しいところ、なかなかジャストサイズのものがない。
DIYできる方なら、自分で作っちゃった方が良いかも?
ケースの内側はこんな感じ。
前のフタは斜めにズラせるため、ケーブル接続やリセットも問題ない。
本来はケースの上からケーブルを通すのだが、俺はドリルで穴をあけて横から通せるようにした。
壁掛けフック部分。
俺は付属のものではなく、ホームセンターで買ったものに交換している。
普段は上からホコリが入らないように、ビニールで養生している。
ちなみに、SwitchBot Hub Miniはケースの下に両面テープで貼って管理している。
この場所がお気に入りすぎて、ハブ2は気が乗らない。
メーカー:I-O DATA
Wi-Fi6対応
5GHz:2402Mbps
2.4GHz:1147Mbps
WANポート:2.5Gbps
LANポート:1Gbps×4
カラー:ホワイト
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10,000円以下で手を出しやすく、薄い筐体が部屋に馴染むデザイン。
LANポートは2.5Gbpsまで対応しているため、光回線1Gbpsの性能を発揮できる。
また次の壁掛けケースと合わせれば、部屋からルーターの存在感を消すことも可能。
外寸:24×20×8.5cm
内寸:22×17×6.3cm
重量:約500g
材質:木粉合板
カラー:ホワイトのみ
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上記のケースに収まらないが、光回線の10ギガ契約している方は、ルーターも10ギガ対応のものを選ぼう。
メーカー:I-O DATA
Wi-Fi6対応
5GHz:4804Mbps
2.4GHz:1147Mbps
WANポート:10Gbps
LANポート
10Gbps×1
1Gbps×4
カラー:ブラック
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LANケーブルの雷対策は以下で解説。
ルーターやパソコンに保険をかけておきたいならおすすめ。
以上、パソコン作業のLANケーブルの選び方や隠し方を解説した。
Cat6aが価格と性能のバランスが一番良いのでおすすめ。
今後10ギガ回線が主流になったときでも対応できるのは、Cat6a以上のケーブルからだ。
ただし、インターネット回線と繋ぐコンセント側の対応値以上の速度は出ないため、まずはコンセントLANの通信規格を確認することを忘れずに。
コンセント用LANケーブル
メーカー:サンワサプライ
カテゴリ:Cat6a
形状:スタンダード
長さ:0.2/0.5/1/2/3/5m
カラー:ブラック
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パソコン用LANケーブル
メーカー:サンワサプライ
カテゴリ:Cat6a
長さ:0.5/1/2/3/5/10m
カラー
ブラック&ホワイト
ブラック&レッド
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