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WordPressの標準機能にコメントのスパム対策はありません。
コメント欄を解放している場合、アクセスが増えてくると海外のスパムコメントが頻繁に届きます。
そこでおすすめなのが、日本の会社が開発したプラグインThrows SPAM Awayです。
設定項目はすべて日本語、ほぼ選ぶだけの簡単な設定ですが、十分なスパムコメント対策ができます。
当記事では、Throws SPAM Awayの設定方法と各項目の効果を解説しました。
参考サイト




とりあえず最適な設定をしたい方は、以下の通りにしましょう。
気になる箇所だけ、目次から解説を読んでください。
| 項目 | 設定方法 |
|---|---|
| 人の目には見えないダミーの入力項目 | しない |
| 日本語が存在しない場合、無視対象とする | する |
| タイトルを日本語としてカウントしない | する |
| 日本語文字列含有数 | 5 |
| 元の記事に戻ってくる時間 | 2 |
| コメント欄の下に表示される注意文言 | ※日本語が含まれない内容は投稿できません。 |
| コメント注意文言の表示位置 | コメント送信ボタンの上 |
| 日本語文字列規定値未満エラー文言 | 5文字以上の日本語を含む必要があります。 |
| URLが混入している場合エラー設定 | する |
| 上記でする場合の制限数 | 0 |
| URL混入時のエラー文言 | リンクは「サイト」に入力してください。 |
| その他NGキーワード | www.,[/url],/? |
| NGキーワードエラー時の文言 | あなたからのコメントは受け付けていません。 |
| その上での必須キーワード | 空欄 |
| 必須キーワードエラー時の文言 | デフォルトのまま |
| 上記設定をトラックバック記事にも採用 | しない |
| トラックバック記事にこちらのURLが含まれているか判断 | しない |
| コメントで「スパム」にしたIPからの投稿にも採用 | ON |
| 任意のIPアドレス設定 | 空欄または上記からコピー |
| ブロック対象のIPアドレスからの投稿時に表示される文言 | あなたからのコメントは受け付けていません。 |
| SPAM拒否リスト利用 | しない(OFF) |
| IP制御免除許可リスト | 空欄 |
| スパムコメント投稿情報を保存しますか? | しない(OFF) |
| スパムデータを表示する期間 | 上記でONにした場合のみ7日に変更 |
| 機能設定 | しない(OFF) |


プラグインをインストールすると、管理画面のサイドバーにThrows SPAM Awayが追加されますので、そちらから設定を行います。
設定項目の中に「無視する」との表記が出てきます。
無視には2つのパターンがあります。
元の記事に戻ってくる時間を初期設定「0」のままにすると、すべてのエラーメッセージが表示されなくなりますので、注意しましょう。


「しない」を選択。
他の項目でスパム対策をします。
「する」にしてしまうと、ユーザー側のChrome設定でJavaScriptをOFFにしている場合、その方のコメントはスパム判定されてしまいます。


「する」を選択。
日本語が含まれない投稿は無視されます。
ただし最近のスパムは記事タイトルを含めたり、無理やり日本語を含めてきますので、これだけでは対策として弱いです。


「する」を選択。
記事タイトルを自動で含ませるスパムbot対策です。
他のスパム対策も必要ですので、これだけでは不十分です。


「5」文字あたりに変更しましょう。
日本語の文字数が指定した数以下の場合、エラー表示またはブロックされます。
エラー表示とブロックの違いは、以下の元の記事に戻ってくる時間で決まります。



読者さんの中には「ありがとう」など、一言だけ送ってくる方もいるので、5文字くらいがおすすめだよ


「2〜3」秒に変更しましょう。
0の場合、エラー画面に移行されないため、送信者はコメントが弾かれたことに気づきません。
スパムだけならそれで良いのですが、ユーザーが間違えてしまった場合も考慮すると、エラーは表示させたほうが良いです。
エラー文言は、3つ先の日本語規定値未満エラーで設定できます。
また他のエラー文言もここで設定した秒数だけ表示されますので、「0」の場合、すべてのエラーが表示されなくなるため注意しましょう。
戻ってくる時間を「3秒」に設定した場合の挙動
エラー文言が3秒間表示されてから元の記事に戻っていますね。
あまり長くてもユーザーにストレスを与えてしまうため、2〜3秒くらいがおすすめです。
戻ってくる時間を「0秒」に設定した場合の挙動
エラー画面に移行しないため、コメント投稿者からすると何が起きたのかわかりません。


初期設定はやや冗長ですので「※日本語が含まれない内容は投稿できません。」あたりに変更してあげると良いでしょう。
表示してしまったら、わざと日本語を混ぜてスパムを飛ばしてくるのでは?と思うかもしれませんが、それは他で対策しているので問題ありません。




それぞれの位置サンプルです。
「コメント送信ボタンの上」が一番わかりやすいと思います。


また当サイトのように、コメント入力欄を一番下に変更すると、より自然な配置になります。
変更方法はこちらで解説


日本語文字列含有数で設定した文字数未満のときに表示されるエラーです。
また元の記事に戻ってくる時間で「0」以外を設定した場合のみ、指定した秒数だけ表示されます。
デフォルトだと規定値が不明なので、設定した文字数を表示してあげると親切ですね。
例えば、5文字に設定した場合
「5文字以上の日本語を含む必要があります。」など。


「する」を選択
する場合の制限数:「0」に変更
0に設定することで、コメント欄にリンクが貼られた場合、すべてエラーを表示します。
スパムコメントの99%はこの設定で弾けます。




「リンクは「サイト」に入力してください。」と設定しておきましょう。
例えば、ノウハウ系サイトを運営していると、ユーザーからサイトの確認を求められる場合があります。
1つ前の設定で、コメント欄にリンクを貼れなくしたので、コメントフォームのURL欄に入力するように促してあげると親切です。


また「サイト」部分は、カスタマイズで変更しているなら、その文言と合わせましょう。
変更方法はこちらで解説


設定したキーワードはすべてエラー表示されます。
スパムはリンク設定でほとんど弾けますが、一応当サイトでは「www.,[/url],/?」だけ設定しています。
複数設定する場合は半角カンマ(,)で区切ってください。
ほかにもエンタメ系サイトなどで、誹謗中傷が多ければ、そのキーワードを入力しておきましょう。
X(エックス)のミュート機能のようなものですね。


私はNGキーワードが含まれていることを示唆する必要はないと考えていますので、以下のように変更しています。
「あなたからのコメントは受け付けていません。」
この辺は各自調整してください。


基本は空欄でOKです。
NGキーワードの逆で、ここで設定したキーワードを入れないと送信できなくするものです。
スパム対策をさらに強化したい場合、以下のような使い方もあります。


コメントフォームの上部に「〇〇と入力してからコメントを記入してください」などと表記しておくと、さらに強固なスパム対策としても使えます。
この例だと“カゲサイ”の文言がコメント欄に入力されていない場合、エラーを表示します。
変更方法はこちらで解説


基本初期設定のままで構いません。
先ほどのスパム対策を利用するなら「〇〇と入力されていないため投稿できません」などと変更しておくと良いでしょう。


「しない」に変更。
「する」のままだと、手違いで被リンクがスパム判定される可能性があるためです。
トラックバックは、手動承認ですので変な被リンクであればその時に弾けばOKです。
自分のサイト内で”参考にしたサイト“や”引用元のリンク“を貼った場合、参照元に通知する機能です。


WordPressのディスカッション設定で、赤枠2つがトラックバック設定です。
1番上:送信設定
2番目:受信設定



ただ、大量にトラックバックが届くようなサイトの場合、確認作業が面倒だと思うから、「する」にしてある程度自動で弾くほうが良いかも?


先ほどと同じ項目を選択してください。
当サイトは「しない」にしています。


「ON」にします。
プラグインのスパムフィルターを突破されても、コメント承認時にスパム判定したIPアドレスをブロックできます。
「IPアドレスのコピー」は、一つ下の任意IPアドレス欄に、スパムコメントのIPアドレスをコピーできます。


WordPressのディスカッション設定の「コメントの手動承認を必須にする」は必ずチェックしておきましょう。


スパムコメントは、管理画面「コメント」→「スパム」から確認できます。


スパムコメントが溜まってきたら、ブロックしたIPアドレスをコピーしましょう。
IPアドレスをこちらに登録しておくと、スパムコメントを削除したあとも同じIPアドレスからの投稿をブロックできます。
ただほとんどはプラグインのスパムフィルターに弾かれますので、しっかり設定しておけば、スパムコメントが溜まることはありません。



もちろんIPアドレスの手動入力にも対応しているよ


当サイトは「あなたからのコメントは受け付けていません。」にしています。
お好みの文言を設定しましょう。


「OFF」(しない)のままでOK。
「ON」にすると、外部サービス(SpamCopなど)でスパム判定されたIPアドレスをすべて拒否することができます。
ただし処理が重くなるため、基本はOFFにしておきます。


基本は「空欄」のままでOK。
海外の方とコメント欄でやり取りする必要がある場合のみ、その方のIPアドレスを登録しておくと、スパム判定されずにコメントできるようになります。


スパム対策の効果測定をするときなどに便利です。
例えば、「2024年4月1日よりプラグイン導入」などとしておけば、その日よりどのくらいスパムが減ったか確認できます。


「OFF」のままでOK。
「ON」にすると、エラー内容や日時を確認できますが、コメント内容は確認できません。
またデータベースに蓄積されていきますので、処理が重くなります。
以下の解説を読んだ上で、エラーを確認したい方は「ON」にしましょう。


先ほどのスパム情報を「ON」にした場合、管理画面にスパムデータ項目が追加されます。
開くとスパム判定されたデータが表示されています。
内容確認をクリックすると以下のデータが見れます。
①スパムデータから削除すると、そのIPアドレスのブロックが外れます。


①IPアドレス
②投稿日時
③投稿された記事タイトル
この3つしか確認できないため、あまり意味がないと考えています。
④スパム判定を解除すると、そのIPアドレスのブロックが外れます。
しかし、コメント内容が不明だと判断できないため、使うことはないでしょう。


スパムコメント情報の保存をONにした場合のみ、有効な設定です。
15日分もデータを溜めておく必要はないと思いますので、利用する場合は7日くらいに変更すると良いでしょう。
期間が過ぎたデータを削除するは「ON」のままにします。


「しない」のままでOK。
スパムコメント情報の保存をONにした場合のみ、有効な設定です。
スパム判定の細かい設定をできますが、ここまでの設定で大半のスパムは弾けますので、あえて設定する必要はありません。


管理画面のスパムコメント一括削除をクリックします。


スパムコメントとは、WordPressのコメント項目に表示されているものを指します。
ボックスにチェックを入れてから「スパムコメントをすべて削除」を押すと、WordPressのコメント内でスパム判定したデータが削除されます。
削除するならスパムのIPアドレスをコピーしてからにしましょう。


まだ承認していないコメントを削除する項目です。
未承認のコメントはすべて削除されてしまいますので、基本使いません。
以上、Throws SPAM Awayの設定方法を解説しました。
WordPressは、スパムコメント対策を自分でする必要があります。
日本企業が作っているかつ、設定も簡単ですので、Throws SPAM Awayはおすすめです。
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