WordPressで普通にブログを書くだけなら「noindex」「nofollow」設定はほとんど使いません。
が、「商品販売」「サンクスページ」「ランディングページ」「サイトマップ」などをサイト内に設置している場合は非常に役立ちます。
この記事では、「noindex」「nofollow」設定を簡単にできる2つの方法を書きました。
noindexとは……検索結果に表示させないようにするもの。
nofollowとは……検索エンジンのクローラーにこのリンクを無効化にしてと伝えるもの。
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WordPressのnoindex設定①【All in One SEO Packを使用する方法】
「All in One SEO Pack」はSEO対策が1通りできるプラグインです。
このプラグイン設定の中に「noindex」「nofollow」の項目があります。

「管理画面」
↓
「All in One SEO Pack」
↓
「一般設定」
「カスタム投稿タイプ設定」までスクロール
↓
「SEOを行う投稿タイプ設定」の
- 「投稿」
- 「固定ページ」
- 「ランディングページ」
にチェックを入れる。
ここにチェックをいれることで、投稿、固定、ランディングどのページでも「noindex」「nofollow」設定できるようになります。
ランディングページというのは、当サイトで使用している「WordPressテーマ「ストーク」 」に標準装備されている「カスタム投稿タイプ」なので、別テーマをお使いの方で「カスタム投稿タイプ」があればチェックしてください。
チェックしたら、一番下までスクロールして「設定を更新」をクリック。
続いて「noindex」「nofollow」させたいページ編集(投稿、固定、カスタム投稿タイプのどれか)に行きます。
ページ下の方にスクロールすると、下記の項目が追加されていますので、指定したい設定にチェックをしてページを更新すれば設定完了です。
All in One SEO Packは非常に奥が深いプラグインです。
こちらにマニュアル書を書きましたので、合わせて読んでおくと理解が深まります。(かな〜り長いので時間のあるときに)

基本は「noindex設定」のみで大丈夫です。
「nofollow設定」までしてしまうと、リンク自体が存在しないものになってしまうので、クリック率なども計測できなくなります。
SEO的にマイナス要素しかなくても、SNSで流せば一定の収益に繋がる記事がある場合など、かなり特殊なケースでない限り「nofollow設定」は使いません。
あとは、サンクスページなども「nofollow設定」しても問題ないでしょう。
※2018年1月追記
ここは少し難しいので、初心者の方は飛ばしてください。
Googleのジョン・ミューラー氏が以下のように説明しています。
noindex
とfollow
が設定されていると、初期の段階では、そのページをインデックスに保存しつつも検索結果には表示せず、リンクもたどる。しかし私たちが考えていたよりも長い期間
noindex
が設定されている状態が続くと、 もうこのページは検索に使ってほしくないんだなと判断しインデックスから完全に削除する。そして、そのページにあるリンクをたどらなくなる。したがって、“
noindex
,follow
” は本質的には “noindex
,nofollow
” と同じだ。長期的には違いはなくなる。参考:海外SEO情報ブログ
つまり、noindex
で検索結果には載せないけど、ページ検証するためにfollow
はしてリンクだけはたどらせるという方法は通用しないと言ってますね。
今後は「noindex設定」するページは、クローラーも来なくなる=WEB上に存在しなくなるということです。
WordPressのnoindex設定②【header.phpに書き込む方法】
「All in One SEO Pack」を使用していない場合は、以下の手順通りにheader.php
に書き込んでください。
子テーマを使用している場合、デフォルトでは「header.php」は入っていないので、FTPソフトを使って親テーマから子テーマにコピーする必要があります。
私が使用している「Cyberduck」なら、こちらに使い方を書いています。


「管理画面」
↓
「外観」
↓
「テーマ編集」をクリック
header.php
を選択、haed
の下に以下のコードを追加してください。
header.phpcopyする<?php // 投稿ページと固定ページだけを対象 if ( is_single() || is_page() ) { if( get_post_meta($post->ID, "noindex", true) ) { // noindex設定 echo "<meta name='robots' content='noindex' />"; } } ?>
「ファイルの更新」を忘れずに。
※先ほども少し触れましたが、現在は「noindex」設定をすれば「nofollow」されることになるので、以降では「nofollow」に取り消し線を引いてあります。
続いて「noindex」「nofollow」させたいページ(投稿、固定どちらか)に行きます。
各ページの右上にある「表示オプション」をクリックすると、その中に「カスタムフィールド」という項目があるのでチェックを入れる。(各ページとも一度チェックをいれておけば、その後は他のページでも表示されます)
チェックを入れたら、ページの下の方にスクロールすると「カスタムフィールド」という項目が追加されているので、「新規追加」をクリック。
名前の箇所に「noindex」と入力
値の箇所に「1」と入力し「カスタムフィールドを追加」をクリック。
「nofollow」も同様の手順で追加する。

一度追加しておくと、次回からドロップダウンで追加できるようになります。
以上で設定は終了です。
今回の記事作成にあたって参考にさせてもらったサイトはこちら。
WordPressのnoindex設定③【読者からの質問】
お問い合わせより、以下のような質問をいただき回答したので載せておきます。

noindex設定について読者からの質問メール
上記から抜粋した質問がこちらです。
一度にたくさんの記事を「noindex」設定しても、ブログ全体のSEOに影響はないものでしょうか?
以前、ブログ記事を大量に削除するのはよくないとの情報を耳にしたことがあります。
「noindex」設定の場合はブログ記事の削除とは別物と考えるべきなのでしょうか?
上記に対する私の回答はこちら。
上記から抜粋した回答はこちらです。
「noindex」設定しても、ブログ全体のSEOに影響はないものでしょうか?
「はい」SEO上全く問題ありません。
以前、ブログ記事を大量に削除するのはよくないとの情報を耳にしたことがあります。
「noindex」設定の場合はブログ記事の削除とは別物と考えるべきなのでしょうか?
上記についてですが、以前は「コンテンツの価値」=「記事数」と言われていたこともあり、こういった情報が流れていました。
しかし現在は「コンテンツの価値」=「記事の質」に変わっているので削除しても問題ありませんが、以下のことはしっかりと理解しておいてください。
「削除」の場合は、文字通りサイトからも検索結果からも記事を消すことになります。
検索結果に関しては、ほっておけば自動的に消されるのでこちら側で何かする必要はありません。
「noindex」設定の場合は、サイトには残す=「読者には見える形」として記事を残し、「検索エンジンには見えなくする」ためのものです。
「noindex設定」をすることで、「検索エンジン」は他の質の高い記事だけを拾えるので「おっこのサイト優秀だなぁ」と思わせるテクニックの1つとして使います。
よって「削除」と「noindex設定」は全くの別物です。
以上が回答になるので、同じような疑問があった方は参考にしてください。
WordPressのnoindex設定【まとめ】
SEO中級者以上であれば、「noindex」を覚えておくと何かと便利です。
「削除」するべきか?「noindex」にするべきか?は状況によって使い分けましょう。
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