ブログを始める前に決める独自ドメイン……。まずこれを決めないことにはサイト開設どころではありません。
独自ドメインってのは当サイトでいえばこの部分→「kagesai.net」です。
サイト名なんかは瞬殺で変更できるので、気に入らなきゃ何度でも変えればいいんですが、ドメインはそうはいきません。
なぜならインターネット上における自分の土地だからです。
住宅と一緒で金を払って土地(ドメイン)を買い、家(サイト)を建てます。とうぜん先駆者がいればそこには住めない(取得できない)先着順の戦争です。
一度買ったら骨組み(サイトマップ)から外装(デザイン)まで一から作り上げていくので、引っ越し(ドメイン変更)も簡単ではありません。もちろん最初に変な土地(ドメイン)を選べば、のちのち後悔することになります。
何を隠そう当サイトの現ドメインも2代目で、初代はクソダセェのを選んでしまった黒歴史があるんです。
だからこそ、あなたには失敗して欲しくない。
当記事は、ブログを始める前に知っておきたいドメイン知識を具体例を混ぜながら解説します。
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独自ドメインブログと無料ブログの違い
ブログを始める前に、この2つの違いを理解しましょう。
まず無料ブログとは「賃貸物件」にあたります。
例えば無料ブログの代表格「アメブロ」であれば、アメブロが土地と物件を所有しており、その一室を賃貸するイメージです。
アメブロ界で長年トップに君臨している「市川 海老蔵」のドメインを見てみましょう。
「https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/」
太字のところが、部屋番号になるのでアメブロ物件(ameblo.jp)の「ebizo-ichikawa」部屋を借りている状態ですね。
つまり、アメブロが倒産すればとうぜんサイト(部屋)も削除されます。
また最近では「はてなブログPro」など、無料ブログの有料版で独自ドメイン運営できるサービスもありますが、結局は土地を「はてな」が所有していることになります。
一方独自ドメインブログは、自分で管理するのと引き換えに所有地を購入できます。
ほんの少しの金で、自分のサイトを持てるのは魅力的ですし、取得したドメインに他人が介入してくることもありません。
初めて開設した日の感動は今でも覚えています。
- 独自ドメイン=インターネット上に自分の土地を買う
- 無料ブログ=有名な物件の一部を賃貸する
ということで次章では「独自ドメイン」の魅力を語ります。
独自ドメイン最大のメリットは権利と資産
独自ドメインは有料ですが、年間1000円前後とかなり安く取得できます。
さらにドメイン永久無料キャンペーンもあったりするので、タイミングによっては無料で取得できちゃうのです。
独自ドメインの権利
独自ドメインを取得すれば、インターネット上に自分だけの土地が手に入ります。世界中を探しても同じドメインは2つとありません。
自分が管理している限り、立ち退きを強制されることもなく完全に所有物となります。
独自ドメインは資産化できる
インターネットという膨大な世界に、小さな土地を買ったからといって最初は誰も知らないし、気づきません。
しかし有益なコンテンツ(記事)を重ねていけば、少しまた少しと土地が広がっていきます。
そしてGoogleに土地の価値を認められれば、ドメインが検索上位に運ばれ、多くのアクセスをGETできる仕組みです。
順位が上がった記事から収益化に繋げることができれば、立派な資産となります。
余談ですが、今はなきコンビニ「サークルK・サンクス」の公式サイトのドメインが営業終了に合わせて、ネットオークションにかけられました。 参考:「サークルK・サンクス」公式サイトの中古ドメイン、約6000万円で落札される
落札額は6,000万300円
個人でここまでの価値を生み出すのは難しいですが、価値のあるドメインは売却することもできます。
- 自分で所有できる
- うまく育てれば資産になる
独自ドメインはサイト名から逆算する
ではここからは独自ドメインの決め方を解説します。
まずドメインを決める前に「サイト名」から決めましょう。
理由は、サイト名と独自ドメインが一致もしくは類似するのが一般的だからです。
「ユニクロ」=「https://www.uniqlo.com/jp/」
「アマゾン」=「https://www.amazon.co.jp/」
「デニーズ」=「https://www.dennys.jp/」
そもそも「サイト名」がすでにある場合は、大抵ドメインも取られています。考えることは皆同じなのです。
例えば思いついた「サイト名」がすでにあり、それが公式サイトのドメインだったら最悪の悪手になります。
なぜなら、Googleは公式サイト等を依怙贔屓しており、今からユニクロというサイトを立ち上げても絶対に勝てない(検索上位には持ってこれない)仕組みになっています。
なので、まずサイト名を決める必要があるのです。
この記事ではグルメブログを作ると仮定して「飯ブログ」とします。
同じサイト名がないかGoogleで検索する
「サイト名」が決まったら、Googleで検索をかけて同じサイト名がないかをチェック。もしあったら別のサイト名を考えましょう。
あれ?ありそうだったけど意外とないみたいですね。※2020.3月3日時点
まずは第一関門を突破、サイト名は「飯ブログ」に決定。
続いてドメインを決める前に、ドメインの基礎を理解しておきましょう。
独自ドメインは大きく分けて2種類ある
当サイト「kagesai.net」を2つに分けると以下のようになります。
- kagesai=セカンドレベルドメイン
- net=トップレベルドメイン
名称を覚える必要はありません。ただサイトを開設するにあたり、ドメインを2つ決める必要があることだけは覚えておきましょう。
日本国内で登記(株式や有限など)を行なっている会社しか取得できないドメインは「サードレベルドメイン」まで分解できます。
例:「amazon.co.jp」の場合は
- amazon=サードレベルドメイン
- co=セカンドドメイン
- jp=トップレベルドメイン
上記のように3つに分解できます。
基本的に右側からトップ→セカンド→サードと数えます。
セカンドレベルドメインの決め方
「サイト名と同じ」もしくは「サイト名を英語や類似」するものにしましょう。
「飯ブログ」と同じにするなら「meshiblog」
「飯ブログ」を英語にするなら「foodblog」
「飯ブログ」に類似させるなら「gourmetblog」
などでいいでしょう。
トップレベルドメインの決め方
飯ブログでいうとmeshiblog.comの「com」部分になります。
結論からいうと料金と安心の観点から「com」か「net」を選べばいいです。
トップレベルドメインはかなり種類がありますが、お客さんや読者は見慣れたものに安心を覚えます。
例えば「meshiblog.xxx」だったらどうでしょう?もちろん公式ドメインですが「xxx」は一般的にアダルトサイトなどに使われるものです。
こうした暗黙の了解などがあるため、誰もが見慣れている「com」か「net」がおすすめです。
ドメイン | 意味 |
---|---|
com | (commercial)企業や商用サービス系 |
net | (network)ネットワークサービス系 |
- セカンドレベルドメイン=サイト名と同じか英語or類似したものにする
- トップレベルドメイン=「com」か「net」を選ぶ
希望の独自ドメインを取得できるか確認する
続いて「meshiblog」で取れるドメインを確認しましょう。
独自ドメインの申し込みは各所でできますが、当サイトでは、10分でWordPressサイトが作れる「mixhost」のクイックスタートを推奨しています。
ドメインの申し込みはもちろん、従来の5倍速でサイトを開設できる画期的なサービスですよ。

試しに「meshiblog」で検索すると……
おっと「meshiblog.com」・「meshiblog.net」どちらも先客がいるみたいですね。
では「meshi-blog.com」ならどうでしょう?
どうやら取得できるようです。
こんな感じで「–」を挟んだり、英語や類似語で検索をかけ取得できるドメインを探していきましょう。
ブログのドメイン名の決め方・まとめ
以上ブログを始める前に知っておきたい独自ドメインについて解説しました。
ぜひ大切に育てて、あなたオリジナルの資産を築いていきましょう。
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