WordPressでバックアップが簡単に取れるプラグインです。
正直、バックアップデータを使うことってほぼありません。さらにこのプラグインは「無料版」と「有料版」に分かれており、無料版では全データをバックアップすることはできません。
ただ、コードをいじるカスタマイズや記事のバックアップ程度ならこのプラグインが操作や設定も簡単なのでオススメです。

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UpdraftPlusをインストール
- プラグインの「新規追加」をクリック
- 「UpdraftPlus」で検索
- 「今すぐインストール」をクリック
- 「有効化」をクリック
UpdraftPlusの設定
- 設定の「UpdraftPlus Backups」をクリック
- 「設定」をクリック
ファイルのバックアップスケジュール
ファイル関連のデータを自動でバックアップを取る「頻度」と「保持数」を選択できます。
選択できるペースは以下の通りです。
- 「手動」
- 「4時間ごと」
- 「8時間ごと」
- 「12時間ごと」
- 「1日ごと」
- 「1週間ごと」
- 「2週間ごと」
- 「ひと月ごと」
冒頭でもお伝えしたようにバックアップは頻繁に取るものではないので当サイトでは「1ヶ月ごと」保持数は「1」にしています。
この設定は極端ですが、通常のサイトでも頻度「1週間〜」保持数「2」あれば良いと思います。
データベースバックアップのスケジュール
こちらはデータベース関連の「頻度」と「保持数」を選択できます。
上記で設定した値にすればOKです。
保存先を選択
保存先は普段使い慣れているものを選択してください。この記事では「Google Drive」を使った方法を解説します。
STEP1
- 「Google Drive」を選択
- ↓
- 一旦下までスクロールして変更の保存をクリック
STEP2
「赤枠」で囲ってあるリンクをクリック(通常は英語)
STEP3

Googleアカウントを複数持っている場合は、使用するアカウントを選択します。
STEP4

許可をクリック
STEP5
「完全なセットアップ」をクリック

この時点で選択したGoogleアカウントに登録してあるGメール宛に「接続完了」のメールが届きます。
STEP6
左上に「成功」と表示されればOK、もう一度「設定」をクリック。
こちらでも認証されたことを確認できます。
[adlink]バックアップするファイル

- 「プラグイン」
- 「テーマ」
- 「アップロードファイル」
- 「wp-content の中に含まれる他のディレクトリ」
の4つにチェックする(通常最初からチェックされている)
データベース暗号化フレーズ
有料版の設定なので無視
メールアドレス
任意
チェックしておくと、バックアップ完了時などに「管理者のメールアドレス」に連絡が来ます。
当サイトでは、メール不要なのでチェックしていません。
エキスパート設定
ここは設定していない方が多いのですが、いくつかチェックするだけで便利になったりします。上記「エキスパート表示を設定」をクリックすると以下の項目が表示されます。
UpdraftPlus.Debugモード
チェック推奨します。バックアップ時の詳細情報をメールで受信できます。
例えば、バックアップ時に重大なエラーが起きてもこのメール内容をエンジニアの方に提示すれば、大抵解決してくれるはずです。
UpdraftPlusアーカイブ毎に分ける
デフォルトで「400MB」が設定されています。
この容量を超えると、バックアップファイルが分割されます。容量を変更することは可能ですが、サーバーによって容量の上限が設定されているため、わからない方はいじらない方が良い項目です。
400MBは、とてつもない容量なので普通のブログであればまず超えることはありません。
参考までに、当サイト(記事数:46・画像:1000枚以上圧縮済み)で100MBくらいです。
見ての通り、記事数は大したことはりませんが、画像数は異常ですね。笑
この他、プラグインを30個も40個も入れていたり、画像や動画を圧縮しないでアップしていたりすると、容量オーバーしてしまいます。
UpdraftPlusローカルバックアップを削除
デフォルトでチェックが入っているので、そのままでOK。
チェックを外すとローカル環境(ネット回線が繋がっていない場合)でもバックアップを取ったファイルが保存されてしまうので、チェック不要です。
UpdraftPlusバックアップディレクトリ
先ほどの解説したUpdraftPlus保存先でどこも指定しない場合は、バックアップファイルはWordPressがインストールされているフォルダ内に作成されます。
上記の「updraft」というフォルダ名をここで変更できます。
UpdraftPlusサーバーの SSL 証明書を使用
デフォルトで「UpdraftPlus側」は最新のSSL(インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み)を取り入れているので、チェック不要です。
なんらかの理由で「UpdraftPlus側」のSSLエラーが起こった場合のみ、こちらにチェックするとサーバー側のSSLに切り替えることができます。
UpdraftPlusSSL証明書を確認しない
セキュリティレベルを下げてしまうのでチェック不要です。
UpdraftPlus可能な限りSSLを完全に無効にする
こちらもセキュリティレベルを下げるだけなので、チェック不要です。
UpdraftPlus自動更新
「任意」
チェックをすると、プラグインのアップデートがあった際、自動でアップデートしてくれます。
当サイトは、自動のが楽なのでチェックしています。
ただし、プラグインのアップデートによって何らかの不具合が起きる可能性はあります。何か起きたら不安な方はチェックせず手動でアップデートしましょう。
変更を保存をクリックしたら、基本的な設定は完了です。次は手動のバックアップ手順を解説します。
UpdraftPlus Backup/Restore
バックアップデータを見るには「Backup/Restore」をクリックすると先ほど設定した自動バックアップデータが一番下に表示されています。(設定後すぐは表示されません)
復元をクリックし手順通りに進めていくと、現在のデータにバックアップデータが上書きされてしまうの注意。
ただ自動バックアップデータを「復元」させることは、ほぼほぼありません。主にバックアップデータは、初心者がカスタマイズを行う前などに、手動でバックアップを取りバグっても元の状態に戻せるようにしておく為に使います。
ということで、まず簡単な方の「バックアップ〜復元まで」の手順を解説します。
次のバックアップスケジュール
STEP1
今すぐバックアップをクリック
STEP2
上記3つにチェックを入れる。
バックアップデータは長期保存するものではないので、一番下はチェック不要。
今すぐバックアップをクリック
3番目のリモートストレージとは、保存先で指定した場所にもバックアップデータを保存するという意味です。(この記事ではGoogle Drive)
ここにチェックをしないと「保存先」を指定したことが無意味になってしまいます。

サイトの規模にもよりますが、アップロードはだいたい数分で終わります。
途中で停止したい方は、「停止」をクリックしてください。
「バックアップ完了」後、バックアップ済みにファイルが追加されます。
このファイルを「復元」する場合は、そのまま復元をクリック
複数ある場合は、日付で判断してください。
STEP3
復元したいファイルを選択し復元をクリック
初心者の方は、とりあえず全部チェックしてください。下記の解説を読んで意味がわかる方は用途に合わせて選択した方が「バックアップ完了」を高速化できます。
- 【プラグインフォルダが必要な例】
- プラグインを編集してバグった時など……プラグイン関係を触っていない時はチェック不要
- |
- 【テーマフォルダが必要な例】
- テーマのカスタマイズ全般(CSSやphpなど)でバグった時など……バックアップを取ってからカスタマイズを行った後にバグった場合はチェックする
- |
- 【アップロードファイルが必要な例】
- 主に画像(メディアファイル)関係なので、チェック不要例えば当サイトは、画像だけで1000枚以上アップロード(容量約100MB)しているので、かなり時間がかかります。
- |
- 【その他、データベース】は基本チェックする
- 例えば、記事内容などはこのフォルダに含まれます。

正常に処理されたら、もう一度復元をクリック

画像赤枠で囲ってある「Restore successful!」が表示さされば「復元完了」です。
その下にあるアクション:UpdraftPlus設定に戻るをクリックしてください。
STEP4
古いディレクトリを削除をクリック
バックアップ前のデータのことです。バックアップしたデータを復元させたので削除しましょう。


たったこれだけでバックアップ〜復元まで完了です。
簡単ですね。
UpdraftPlus保存先のバックアップを復元させる
基本は上記の方法でこと足りるのですが、例えばプラグイン側のバックアップファイルを誤って削除してしまった……なんて時のために、保存先からバックアップを復元させる方法も書いておきます。
この記事では「Google Drive」を指定したので、そこから「復元」させる方法を解説します。
STEP1
STEP2
「マイドライブ」の中に「UpdraftPlus」があるので、ダブルクリック
STEP3
バックアップ時に選択した数のファイル(1~5)が表示されるので、全て選択後、右クリック→ダウンロードをクリック。

ファイルの容量によっては結構時間がかかるので、その間は別のことをしてしばらくしたら戻ってきましょう。
ダウンロード完了後「zipファイル」を解凍してください。
STEP4
- 「バックアップファイルをアップロード」をクリック
- ファイルを選択をクリック
指定の場所(この記事ではダウンロード)に、先ほど解凍した「バックアップフォルダ」があるのでクリック
バックアップを取ったファイル(1~5)を全て選択後→開くをクリック
全てのファイルのアップロードが完了したら、念の為右上の「リモートストレージを再スキャン」をクリック
「アップロードしたファイルの日付」と「アップロード後のファイルの日付」が同じになっているかを確認
復元をクリック(手順は先ほどと同様)

選択した保存先により、多少やり方は変わるけど基本操作はこんな感じです。
こちらは少し難しくなりますね。
バックアップ済みのファイルを削除する
まず使うことはないですが、削除する時は一点だけ注意してください。
削除をクリック

この時「リモートストレージからも削除」にチェックしないでください。
チェックすると、保存先のバックアップデータも消えてしまいます。
UpdraftPlus Migrate/Clone
「有料版」なので不要
UpdraftPlus上級ツール
設定不要
他のWordPressにデータを移行できる「エクスポート/インポート設定」はありますが、最初に設定した保存先からアップロードすることもできるので、ここでの設定は不要です。
UpdraftPlusプレミアム/拡張
有料版にアップグレードできますが、個人サイトならまず不要です。
「無料版」と「有料プレミアム版」の比較表は以下の通りです。
特に大きな違いは上から5番目の「WordPress以外のファイルやデータベースをバックアップする」ですが、全データのバックアップはご自身で契約しているサーバー側で取れるので、こちらは不要ですね。
UpdraftPlusまとめ
結構頑張って作った記事ですが、本当にバックアップ使う機会ってないんですよね。笑
カスタマイズも慣れてくると、バックアップ取らずにやっちゃうので、いつか痛い目見るのかもしれません……(初心者の方は必ずバックアップ取ってくださいね)
プラグインのまとめ記事はこちら

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