この記事では「Googleアナリティクス」(以下:GA)の「正しいデータ」の見方や「用語の意味」をどこよりも分かりやすく解説しています。
その前にGoogleアナリティクスの初期設定は完璧でしょうか?まだの方はこちらのマニュアルを先にお読みください。

自分のアクセスを完璧に除外する方法はこちら

当たり前ですが、設定方法を間違えれば正しいデータは取れません。
まずは正しい設定を終えてから、データの見方や用語を覚えていきましょう。
ここを勘違いすると「戦略」も「対策」もお門違いなものを立てることになり、データ取得している意味がなくなってしまいます。
「直帰率」や「離脱率」の数値だけで、データを判断している人は一度見直した方がいいかもしれません。
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ユーザーの見方
「ユーザー」をクリック
↓
「概要」をクリック
↓
「ユーザー数」の確認
ユーザーとは「1人」という意味ではなく、「1ブラウザ」という意味になります。
ブラウザとは
「パソコン」や「スマホ」などのネットを見る為のツールのことです。
つまり、同じ人が「スマホ」と「パソコン」でサイトを見れば、ユーザー数は「2」となります。
「GA」はレポート期間を自分で設定でき、その設定期間中に同じ「ブラウザ」からいくらアクセスがあっても、カウントは「1」になります。

レポート期間の設定
新規ユーザーとリピーターの見方
「ユーザー」をクリック
↓
「行動」をクリック
↓
「新規とリピーター」をクリック
↓
「ユーザータイプ」を確認
「新規ユーザー」とは、過去2年以内にサイトを訪問したことが「ない」ユーザーがレポート期間中にアクセスした数。
「リピーター」とは、過去2年以内にサイトを訪問したことが「ある」ユーザーがレポート期間中にアクセスした数。
違いは過去2年以内にサイト内にきたことが「あるか」「ないか」ですね。
例えば、同じ人が1日に2度訪れた場合は、「新規:1」「リピーター:1」となります。
これもまた、ブラウザーが違えば別々にカウントされます。
セッションの見方
「ユーザー」をクリック
↓
「概要」をクリック
↓
「セッション」を確認
「セッション」も「ユーザー」も意味としてはほとんど同じです。
ただし、データを取得する方法が違います。
この後の解説にも「セッション」という言葉が、何度も出てくるので以下の定義を覚えておいてください。
データ取得の「開始」は、最初に表示されたページからスタートします。
「終了」の定義が以下のようになっています。
- 最初のページ閲覧から、30分間何も操作がなかった場合
- 日をまたいだ場合
- 同じページを異なる流入先から訪問する場合
「日をまたいだ場合」とは
23:58に閲覧し0:00を回ってから、サイト内で何かしらの操作をした場合たった2分ですが「セッション」は一度途切れ、新たな「セッション」としてカウントされます。
「異なる流入先」とは
同じユーザーが同じページを最初に「SNS」から訪問し、その後「検索キーワード」から訪問した場合、最初の「SNS」からの訪問は「終了」するということです。
ページビュー数の見方
「行動」をクリック
↓
「概要」をクリック
↓
「ページビュー数」を確認
ネット上ではよく「PV」と略されているものですね。
「ページビュー数」は、サイト内で表示された全てのページを指します。
他のページを見れば当然カウントされますし、同じユーザーがページ内で「更新(リロード)した場合」や「戻るボタンで同じページを行き来」してもカウントされ「2ページビュー」となります。
注意点としては、サイト内にトラッキングコードの重複があると、ページを1回表示するたびに「2カウント」されてしまうことです。
確認方法は色々ありますが、以下の箇所を確認して「ページビュー数」が「ページ別訪問数」の倍以上なら重複を疑ってください。
「行動」をクリック
↓
「すべてのページ」をクリック
サンプル画像でいうなら「ページ別訪問数」が「189」なので、「ページビュー数」が「378以上」だと重複の可能性があります。
見方としては、訪問してくれたユーザー全てが2ページ以上見たことになるので、どれだけ優秀なサイトでもそれは絶対にありえないからです。
ページ/セッションの見方
「行動」をクリック
↓
「サイト コンテンツ」をクリック
↓
「ランディングページ」をクリック
↓
「ページ/セッション」を確認
1回の「セッション中」に閲覧された「ページビューの平均」を指す値です。
例えば、以下のような2セッションがあった場合
- セッション1:2ページビュー
- セッション2:3ページビュー
(2ページビュー+3ページビュー)÷2セッション=2.5になります。
この数値が高いほど「回遊性(サイト内の記事をたくさん見ている)」が高いサイトとなるので、一般的には数値が高い方が良しとされていますが、あくまで平均値なのでこの数値だけで判断はできません。
極端な例ですが、以下のような場合
- 1セッション:8ページビュー
- 2セッション:8ページビュー
- 3セッション:8ページビュー
- 4セッション:1ページビュー
- ・
- ・
- ・
- 10セッション:1ページビュー
「5セッション〜9セッションも1ページビュー」とした場合、計算方式は(8+8+8+1+1+1+1+1+1+1)÷10セッション=3.1となり、かなり「回遊性」が高いページとしてデータ上は表示されます。
しかし、実際は「1」〜「3」のセッションユーザーが極端に回遊しているだけであって、その他のユーザーは1ページしか見ていないことになります。
そうなると、この数値から読み取れるのは、自分のサイトに濃いファンがいるかもしれない……ということだけなんですね。
この後も様々な用語の解説をしていきますが「GA」最大の欠点は、標準機能では1ページしか見ないユーザーのデータ取得がほとんどできないことです。
つまり、データ上はあるページを「1分読んだユーザー」も「10分読んだユーザー」も、カウントとしては「0」になってしまうのです。
それに、ニュースサイトのようにページを分割すれば、この数値を意図的に高くすることもできるので、「回遊性」をあげる為だけに、記事を無理やり分割するような施策はユーザーへの配慮を欠くことになるので注意しましょう。
直帰率の見方
「行動」をクリック
↓
「サイトコンテンツ」をクリック
↓
「すべてのページ」をクリック
↓
「直帰率」を確認
「直帰」とは、「一度の訪問で1ページビュー」しか見ない(他のページに行かなかった)「ユーザー」を指します。
「直帰した人の数」÷「セッション数」=直帰率
これらのことから先ほど触れた、1ページ目をどれだけ熟読してくれたとしてもそこで離脱(記事から離れること)すれば、直帰にカウントされてしまうということがわかります。
なので「直帰率」が低い方が良しとし、無理やりいらない内部リンクを挟んだりする必要性はなく、ブログの方向性によっては「直帰率」はさして重要ではありません。
例えば、当サイトは「ノウハウ」系の記事が多いです。
なるべく、1ページで完結できるように構成しているので、どうしても「直帰率」は平均より高くなっています。
では、検索結果上何か不都合があるのかというと、特になく記事の8割は狙ったキーワードで上位表示(1ページ目)できています。
例えば、こちらの記事「【HTML】検索フォームの作り方とオシャレなCSSデザイン6選」は2018年3月に公開し、同年7月現時点までの平均直帰率は「78.65%」と高めの数値ですが、「検索フォーム」または関連する2語キーワードで検索すると、大体1位か2位に載っています。
他の記事にしても基本的に「直帰率」は高めですが、それが「SEO」にマイナスに働く要因にはなっていません。
ユーザーの悩みをそのページで完結できるなら、「回遊性」ではなく「熟読」してもらう為の施策(デザインやレイアウトなど)を優先的に考えた方が結果的に「Google」にも「ユーザー」にも喜ばれるのです。
離脱率の見方
「行動」をクリック
↓
「サイトコンテンツ」をクリック
↓
「すべてのページ」をクリック
↓
「離脱率」を確認
「離脱」とは、ユーザーが閲覧をやめたページを指します。
「離脱したページ」÷「離脱したページビュー数」=「離脱率」
こちらも「直帰率」と同様に、1ページ目で離脱した場合は、離脱率「100%」となるので、サイトの構成によっては、重要な指標にはなりません。
- 記事を分割しているニュースサイト等
- ページの読み込み時間は高速化されているか?
記事を分割しているにも関わらず、1ページ目の離脱率が高いということは、2ページ目以降に興味を持たれていないことになるので、何かしらの改善が必要です。
読み込みが遅いと必然的にユーザーは離脱するので、「ページの読み込み速度」は定期的に確認しましょう。
以下の箇所で確認できます。
「行動」をクリック
↓
「サイトの速度」をクリック
↓
「ページ速度」をクリック
↓
「平均読み込み時間」を確認
|
ここでは、「ページ全体の平均読み込み時間」と「特定のページ読み込み時間」を比較できます。
|
平均より早ければ「緑色のグラフが左側に伸び」遅ければ「赤色のグラフが右側に伸びます。」
セッション時間の見方
「ユーザー」をクリック
↓
「行動」をクリック
↓
「エンゲージメント」をクリック
↓
「セッション時間」を確認
セッション時間は「最初の訪問」〜「最後に離脱」したページまでの「時間差」を表します。
- 1ページ目を12:00に表示
- 2ページ目に12:05に移動
- 3ページ目に12:10に移動
上記の場合、セッション時間は「10分」となります。
注意点として、「セッション時間」も最後のページ滞在時間を計測できないので、1ページ目で離脱した場合のセッション時間はすべて「0秒」とカウントされます。
平均セッション時間の見方
「ユーザー」をクリック
↓
「ユーザー属性」をクリック
↓
「中にあるレポート」を選択(サンプル画像では「年齢」を選択しています)
↓
「平均セッション時間」を確認
レポート期間中の「セッション時間」÷「セッション数」=「平均セッション時間」
- セッション1:12:00に訪問→2ページ目を12:05に離脱
- セッション2:12:00に訪問→2ページ目を12:10に離脱
- セッション3:12:00に訪問→2ページ目を12:15に離脱
(5分+10分+15分)÷3セッション=10分となります。
ただし、平均セッション時間も直帰(1ページ目で離脱)した場合は「0分」となるので、1ページ完結型のコンテンツの場合はこの数値が低くなる傾向があります。
平均ページ滞在時間の見方
「行動」をクリック
↓
「サイトコンテンツ」をクリック
↓
「ディレクトリ」をクリック
↓
「平均ページ滞在時間」を確認
ユーザーが「訪れたページ」から「次のページ」に移動するまでの「時間差」が「平均ページ滞在時間」になります。
- セッション1:Aページで離脱(0分)
- セッション2:Aページを(5分読み)→Bページに移動し離脱(0分)
- セッション3:Aページを(3分読み)→Bページに移動し離脱(0分)
Aページの平均滞在時間は
(5分+3分)÷2(計測できたAページ)=4分となります。
何度も言いますが、1ページ目で離脱すると「直帰」にカウントされるので、「セッション1」の方の滞在時間はデータ取得できません。
コンバージョン率の見方
「コンバージョン率(目標達成率)」は自分で設定しなければ、測ることができない数値です。
- 「滞在時間」
- 「ページ/セッション数」
- 「メルマガ登録率」
- 「商品販売数」
など、それぞれのサイトに合わせた目標設定ができます。
設定方法は「Googleアナリティクスでコンバージョン率を設定する」で解説しています。
「コンバージョン数」÷「セッション数」=「コンバージョン率」
注意点としては、1つのセッションで1回しかカウントされないことです。
ここは少し複雑なので、以下の表を参考にしてください。
時刻 | ユーザー1 | ユーザー2 | ユーザー3 |
---|---|---|---|
12:00 | 12:10 | 12:20 |
「ページA」 ↓ ページB ↓ 「ページA」 |
ページC ↓ ページD |
ページE ↓ ページF |
30分以上時間が空く | |||
14:00 | 14:10 | 14:20 |
アクセスなし | アクセスなし |
ページE ↓ 「ページA」 |
上記では、ユーザー数は3ですが「ユーザー3」が30分空けて、もう一度アクセスしているのでセッション数は「4」となります。
続いて、「ページA」のコンバージョン数を取得する場合3回表示されていますが、「ユーザー1」は同じセッション内に2回見ているので、カウントは「1」となります。
よって、コンバージョン数の合計は「2」となります。
コンバージョン数(2)÷セッション数(4)=コンバージョン率(50%)
計算式に「ユーザー数」ではなく「セッション数」を使っていることを間違えないようにしましょう。
コンバージョン率の確認方法
「コンバージョン」をクリック
↓
「目標」をクリック
↓
「概要」をクリック
↓
「コンバージョン率」を確認
↓
「目標の完了の場所」を確認
「目標の完了の場所」を確認することで、各ページごとの「コンバージョン率」を確認できます。
メディアの見方
「行動」をクリック
↓
「集客」をクリック
↓
「すべてのトラフィック」をクリック
↓
「参照元/メディア」をクリック
↓
「メディア」をクリック
↓
「メディア」の確認
- organic:検索流入から来た人
- referral:検索流入以外から来た人(SNSなど)
- (none):流入元がわからない人
「流入元がわからない」とは、以下のような場合です。
- ・ブックマークから来た人
- ・URLを直接入力して来た人
- ・RSSから来た人
- ・メールから来た人(メルマガなど)
- ・アプリから来た人
参照元の見方
「集客」をクリック
↓
「すべてのトラフィック」をクリック
↓
「参照元/メディア」をクリック
↓
「参照元」をクリック
↓
「参照元」を確認
ここでは、ユーザーがどこから流れて来たのかをより詳しく見れます。
ただ、よほどSNSなどで影響力がない限りは「google」と「yahoo」がほとんどなので、そこまで重要な指標にはなりません。
セグメントの見方
「行動」をクリック
↓
「サイトコンテンツ」をクリック
↓
「すべてのページ」をクリック
↓
「セグメントを追加」をクリック
「セグメント名」の中から見たいデータにチェックを入れる(デフォルトでは「すべてのユーザー」にチェックが入っているので、必要なければチェックを外す。)
↓
「適用」をクリック

選択した「セグメント名」のデータ
セグメントの削除方法
「下向きのアングルアイコン」をクリック
↓
「削除」をクリック
デフォルトで用意されてるセグメント内容
セグメント名 | 内容 |
---|---|
すべてのユーザー | デフォルトで設定されていて、サイトに訪問したすべての人を指す。 |
新規ユーザー | 過去2年以内にサイトを訪問したことが「ない」ユーザー |
リピーター | 過去2年以内にサイトを訪問したことが「ある」ユーザー |
モバイルトラフィック | スマホからの訪問 |
タブレットトラフィック | タブレットからの訪問 |
モバイルとタブレットのトラフィック | 「スマホ」と「タブレット」からの訪問 |
タブレットとPCのトラフィック | 「タブレット」と「パソコン」からの訪問 |
シングルセッションユーザー | 1回だけ訪問したユーザー |
マルチセッションユーザー | 2回以上訪問したユーザー |
直帰セッション | ユーザーが直帰したセッション |
直帰以外のセッション | ユーザーが直帰しなかったセッション |
サイト内検索を実行したユーザー | サイト内検索機能を利用したユーザー |
検索トラフィック(ブロガー不要) | 検索流入とリスティング広告の両方からの訪問 |
参照トラフィック | 検索エンジン以外からの訪問 |
自然検索トラフィック | 検索流入からの訪問 |
有料のトラフィック(ブロガー不要) | リスティング広告からの訪問 |
ノーリファラー | 流入先が不明の訪問 |
コンバージョンが達成されたミッション | コンバージョンが発生したセッション |
コンバージョンに至ったユーザー | 過去の訪問でコンバージョンが「発生した」ユーザー |
コンバージョンに至らなかったユーザー | 過去の訪問でコンバージョンが「発生しなかった」ユーザー |
トランザクションの発生したセッション(ブロガー不要) | eコマーストラッキングによる購入完了があったユーザー |
購入したユーザー(ブロガー不要) | 過去の訪問でトランザクションが発生したユーザー |
ホーム画面の見方
「ホーム」をクリック
↓
それぞれのデータは「黄色い枠線」のところをクリックすると、レポート期間を変更できます。
↓
「Googleアナリティクスホーム」
レポート期間中の「ユーザー」「セッション」「直帰率」「セッション接続時間」を確認
|
「アクティブユーザー」
今現在サイトを利用しているユーザーを確認
|
「ユーザーを獲得している方法は?」
ユーザーの検索流入先を確認
|
「アクティブユーザーの動向は?」
設定したレポート期間内にサイトを訪れた人の数を確認
|
「ユーザー維持率」
設定したレポート期間内のユーザーのリピート率がわかる
|
「最もよく使われているデバイスは?」
「スマホ」「パソコン」「タブレット」の利用率を確認
|
「ユーザーが訪れているページは?」を確認
レポート期間内にどのページにアクセスが多いかがわかる
|
「目標達成に向けた進歩状況は?」
設定したレポート期間内のコンバージョン率を確認
リアルタイムの見方
「リアルタイム」をクリック
↓
「概要」をクリック
↓
「サマリー」
今現在サイトにアクセスしてくれている人数
|
「上位のアクティブページ」
現在アクセスされているページURL
|
「上位の所在地」
今現在アクセスしてくれている国を確認できます。
モバイル端末の情報の見方
「ユーザー」をクリック
↓
「モバイル」をクリック
↓
「デバイス」をクリック
↓
「モバイル端末の情報」を確認
各端末で異常な数値が出てないかを確認します。
もし、異常が見つかればその端末では正常に表示できていない可能性があります。
デバイス別に画面サイズをチェック
「その他」をクリック
↓
「目標」をクリック
↓
「画面の解像度」をクリック
↓
「画面の解像度」を確認
「端末名」と「画面サイズ」を同時に確認できないので、かなり不便ですがレスポンシブデザインを考えるときの指標にできます。
ライバルサイト比較表の見方
「管理アイコン」をクリック
↓
「アカウント設定」をクリック
↓
「ベンチマーク」にチェックする
↓
「保存」をクリック
↓
「ユーザー」をクリック
↓
「ベンチマーク」をクリック
↓
「デバイス」をクリック
↓
「業種」を自分のサイトに近いものを選択
↓
「国/地域」を選択
↓
「サイズ」を選択(自分のサイトのセッション数)
↓
「レポート期間」を決める
「濃い青色のグラフが自分のサイト」で、「薄い水色のグラフがライバルサイト」の平均値です。
※「コンバージョン率」や「収益」などは比較できません。
ユーザー別サイト利用状況の見方
「ユーザー」をクリック
↓
「ユーザーエクスプローラ」をクリック
↓
「クライアントID」をクリック
↓
「ユーザーレポート」を確認
↓
「黄色い丸で囲った三角マーク」をクリックすると、さらに詳細なユーザーの利用状況を見れる
すべてのユーザーを確認するのは、時間の無駄ですが自分のサイトを熱心に見てくれているユーザーのサイト利用状況を把握することで、意外な改善案が出てきたりします。
サイト内検索結果の見方
ここの「指標」は見方が難しいので、興味ない方は飛ばしても大丈夫です。
指標 | 意味 |
---|---|
検索を伴うセッション | サイト内検索を1回以上利用したセッション |
検索回数の合計 | サイト内検索が利用された回数同じセッション中に同一キーワード複数回されてもカウントは「1回」 |
結果のページビュー数/検索 | 検索結果ページのページビュー数÷サイト内検索の利用回数 |
検索による離脱数の割合 | サイトを離脱する直前に行われた検索数÷サイト内検索を1回以上利用したセッション |
再検索数の割合 | ユーザーが再検索した回数 |
検索後の時間 | ユーザーが検索後に、サイトに滞在した平均時間 |
平均検索深度 | 検索結果から閲覧された平均ページ数 |
ある特定のキーワードだけが検索されている場合は、2パターン考えられます。
1つは、ユーザーが見たいコンテンツを見つけられていないパターンです。
そういった場合は、導線を改善する指標になります。
もう1つは、サイト内に商品を置いている場合はその商品への強い興味があることがわかります。
そういった場合は、関連コンテンツや商品のブラッシュアップをする指標になります。
ユーザーの回遊性の見方
「行動」をクリック
↓
「行動フロー」をクリック
↓
「レポート期間」を選択
↓
「ディメンション」を選択
↓
「最初に訪問したページ」からどのように流れているかを確認
↓
右側にスクロールし、「ステップを追加」をクリックすると次のページのデータが見れる。
注意点として、このレポートでは「上位5セッション」しか表示されず、それ以外のページは「その他」にまとめられてしまうことです。
なのでサイト内で人気のある記事を、ブラッシュアップする時に使いましょう。
ユーザーの再訪問率の見方
「ユーザー」をクリック
↓
「コホート分析」をクリック
↓
「コホートのサイズ」を選択
「日別」・「週別」・「月別」
↓
「指標」を選択
「セッション」・「ページビュー数」・「収益」など
↓
「期間」を選択
「7日」・「14日」・「21日」・「30日」
↓
「コホート分析」のレポートを確認
「セッション」・「ページビュー数」・「収益」など
|
「セグメントを追加」をクリック
セグメントごとのレポートを確認できる
SNSから訪問してるユーザーの見方
「集客」をクリック
↓
「ソーシャル」をクリック
↓
「参照元ソーシャルネットワーク」をクリック
↓
「レポート期間」を決める
↓
「ソーシャルネットワーク」を確認
SNSからの流入が多いサイトは、この項目はこまめにチェックしておくといいですね。
Googleアナリティクスの使い方と見方【まとめ】
標準的な「GA」データの見方は大方紹介しました。
大規模ECサイトとかでなければ、これくらいで問題ないはずです。
当サイトは、SNSの影響力はほぼ「0」なので、検索流入がほとんどを占めています。
それでも毎月アクセスも収益も増えているのは、「データ分析」にこだわり、1つのスキルとして身につけてきた為です。
- 「モチベーションがどうとか」
- 「好きなこと書くとか」
- 「とりあえず100記事書くとか」
- 「最低でも6ヶ月は続けないと成果はでない」
という個人的な抽象論がマッチする人も中にはいると思いますが、「データ分析」は正しく行えば確実に成果につながる方法なので、もし現状サイトが伸び悩んでいるならこの機会に力を入れてみてはどうでしょうか。
さらに深い分析をしたい方はこちらの本が参考になります。
〉〉Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ【260】
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