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SONY WH-1000XM4レビュー|俺はナギナギの実の能力者になった

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WH-1000XM4レビュー

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ピッ電源が入りました。
ピッBluetooth接続しました。

シーーーーーンッ……。

音のない世界へようこそ、無音空間の出来上がりだ。

初めに言っておく、俺は音楽にこだわりのない人間である。
ただただ最強ノイキャンを体験したくて、発売初日に「ビックカメラ」で44,000円も支払い「WH-1000XM4」を購入した。

結論:音楽を聴く目的”だけ“であれば、コスパは決して良くない。
音のない世界に4万円(現在は3万円台まで値下り)を出せるか?熟考すべき点はこれだけだ。

当記事では「WH-1000XM4」を発売以来3ヶ月間、毎日に使い倒している筆者が※1音質以外の視点から徹底的にレビューしていく。

\動画再生時間:1分49秒/

WH-1000XM4外寸値
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  • SONY WH-1000XM4
  • 電池持続時間
    ノイキャンON:最大30時間
    ノイキャンOFF:最大38時間
    充電方法:本体USB-C〜A
    重量:254g
    利用者の口コミをみる
WF-1000XM4
デスオ

2021年6月9日
イヤホンタイプ「WF-1000XM4」も発売されたぞ

WH-1000XM5
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デスオ

2022年5月27日
後継機ヘッドホン:WH-1000XM5が発売

WF-1000XM5
デスオ

2023年9月1日
イヤホンタイプ「WF-1000XM5」が発売

目次

WH-1000XM4の外観を舐め回す

保証書は取手のところにあるから間違えて捨てないように。
箱を開けて〜〜〜

ドンッ!!!!

付属品

SONY WH-1000XM4
付属品
  1. 充電ケーブル(15cm)
    (本体:USB-C|アダプタ:USB-A)
  2. 保証書
  3. キャリングケース
  4. 航空機用プラグアダプター
  5. オーディオ有線ケーブル(1.2m)
  6. 取扱説明書
デスオ

俺はブラックを購入したぜ
充電ケーブルは「15cm」しかないから、別途購入した方が良い(おすすめケーブルも後ほど紹介)

キャリングケース詳細

キャリングケースサイズ
  • 外側
    縦:16cm
    横:21cm
    持ち手の輪っか:5cm
  • 内側|仕切り大
    横:9cm
    高さ:2.3cm
  • 内側|仕切り小
    横:6cm
    縦:4cm
  • 内側|仕切り高さ
    4〜5cm(奥側:5cm|手前:4cm)
デスオ

いちおう裏側に網目収納もついてるけど、ケース外だし、指一本分のマチしかないから実用性はないね

カラー展開

ブラック

プラチナシルバー

本体カラーに合わせて「ヘッドホンケーブルとケース」も同色になっている。

デスオ

充電ケーブル“と”航空機用2ピン変換プラグ“は両方とも黒なので注意

ヘッドホンサイズ

WH-1000XM4サイズ
  • ヘッドホン全周:最大49cm
    (左右調整-3cmまで)
  • ヘッドバンド内径:最大29cm
    (左右調整-3cmまで)
  • スライダー調整:+−3cm
  • ヘッドバンド幅:10cm
  • イヤーパッド外側
    高さ:10cm
    厚み:1.6cm
  • イヤーパッド内側
    横幅:3.5cm
    高さ:6cm
デスコ

ゲーミングヘッドセットに慣れていると、イヤーパッドが薄くて長時間(3時間以上)の連続使用は耳が痛くなるわよ
後ほど「側圧の弱め方」も解説したので参考にしてね

物理ボタン

WH-1000XM4ボタン

左側(L)に「CUSTOMボタン」と「電源ボタン」がある。

デスオ

CUSTOMボタンは、後ほど紹介する専用アプリで「Googleアシスタント」または「Amazon Alexa」を割り当てることもできるよ

ジャック

WH-1000XM4ジャック位置

左側(L)にヘッドホンジャック
右側(R)に充電用USB-Cジャック

マイク

外側にピンクゴールドカラーの
フィードフォワードマイク
内側にブラックのフィードバックマイク
の二段構え。

フィードフォワードマイクとは?

ハウジング外側より騒音を軽減

フィードバックマイクとは?

ハウジング内側より騒音を軽減

デスオ

当然内側のフィードバック式の方がノイキャン効果は強力
安価なノイキャンヘッドホンだと外側しか付いてないんだよね

近接センサー

WH-1000XM4近接センサー

左側(L)イヤーパッド内部にあるセンサーで、ヘッドホンの装着を検知している。
これにより、外した時に”音楽の再停止“また15分後に”自動電源OFF“機能が備わっている。

デスオ

特に「自動電源OFF」機能は、電源を物理的に切る煩わしさから解放されるぞ

ワンタッチ接続(NFC)

WH-1000XM4NFC

左側(L)のハウジング側面にワンタッチでBluetooth接続ができる(N)マークが刻印されている。

その他のデザイン

ヘッドバンドの左右に「WH-1000XM4」の刻印
左側はグレーの(L)刻印、その上に製造国の表記
右側はオレンジ色で(R)の刻印

デスオ

外観についてはこんな感じかな
ブラック好きとしてはめちゃくちゃ気に入ってるよ

\動画再生時間:1分49秒/

WH-1000XM4外寸値
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  • SONY WH-1000XM4
  • 電池持続時間
    ノイキャンON:最大30時間
    ノイキャンOFF:最大38時間
    充電方法:本体USB-C〜A
    重量:254g
デスオ

2021年6月9日
待ちに待ったイヤホンタイプ「WF-1000XM4」が予約開始したぞ

WF-1000XM4
  • WF-1000XM4
  • カラー
    ブラック|プラチナシルバー
    発売日:6月25日
    価格:33,000円(税込)
    新規登録特典
    10%OFFクーポン

WH-1000XM4の機能紹介

WH-1000XM4機能
機能(SONY)スペック(WH-1000XM4)
型式密閉、ダイナミック
ドライバーユニット40mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用)
感度105dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)
101dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて)
マグネットネオジウム
再生周波数帯域4 Hz – 40,000 Hz (JEITA)
インピーダンス40Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)
16Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて)
コード長約1.2m、OFC線
金メッキステレオミニプラグ
(ヘッドホンケーブル)
コードタイプ片出し(着脱式)
入力プラグ金メッキL型ステレオミニプラグ
重量254g
電源DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池
充電時間フル充電:約3時間
(1.5AのACアダプター使用時)
10分で5時間再生可能
充電方法本体側=USB-C
アダプタ=USB-A
電池持続時間最大30時間(ノイキャン時)
最大38時間(ノイキャン切)
電池待受時間最大30時間(ノイキャン時)
最大200時間(ノイキャン切)
周波数特性4Hz-40,000Hz
対応インピーダンス40 Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)
16Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて)
音声入力端子ステレオミニジャック
マイクロホン形式MEMS
指向特性全指向性
有効周波数帯域50Hz-8,000Hz
SONY WH-1000XM4
デスオ

一般の方は色の付いたところだけ確認してね
お次はBluetoothの規格を見てみよう

機能(SONY)スペック(WH-1000XM4)
通信方式Bluetooth標準規格 Ver.5.0
出力Bluetooth標準規格 Power Class1
最大通信距離見通し距離 約10m
使用周波数帯域2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
対応BluetoothプロファイルA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
HFP(Hands-free Profile)
HSP(Headset Profile)
対応コーデック *1SBC, AAC, LDAC
対応コンテンツ保護SCMS-T方式
伝送帯域(A2DP)20Hz – 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
20Hz – 40,000Hz(LDAC 96kHzサンプリング、990kbps 時)
SONY WH-1000XM4

*1対応コーデックの違いは“音質”“遅延”“デバイス”と思っておけばOK。

コーデック音質遅延※2デバイス
SBC標準遅いAndroid
AAC標準普通iPhoneなどiOS
LDAC※1良い激遅Androidのみ

※1マルチポイント(2台同時)機能をONにしている時は、LDAC利用不可
※2遅延は音ゲーなどに影響するだけで、音楽鑑賞では関係なし

デスコ

基本的にiPhoneはAAC・Androidはマルチ接続ならSBCシングル接続ならLDACになるわね。
注意点として、マルチ接続していなくても専用アプリで機能をOFFにしないとLDACは使えないわよ。

\動画再生時間:1分49秒/

WH-1000XM4外寸値
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  • SONY WH-1000XM4
  • 電池持続時間
    ノイキャンON:最大30時間
    ノイキャンOFF:最大38時間
    充電方法:本体USB-C〜A
    重量:254g
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WF-1000XM4
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2021年6月9日
イヤホンタイプ「WF-1000XM4」も発売されたぞ

WH-1000XM5
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デスオ

2022年5月27日
後継機ヘッドホン:WH-1000XM5が発売

WF-1000XM5
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2023年9月1日
イヤホンタイプ「WF-1000XM5」が発売

WH-1000XM4の懸念点

ここからは実際に使用してみたレビューをしていく。
冒頭で述べたように、音質については触れていないが、かなり細かくレビューしているので何かしら参考になるはずだ。

イヤーパッドは薄いし側圧が強いので3時間以上付けていられない

WH-1000XM4イヤーパッド

俺の頭囲は58cmなので標準的だと思うが、ヘッドホンを3時間以上つけていると締め付けにより耳が痛くなる。
ノイキャンが売りなので仕方のないことだが、やはりイヤーパッドは薄めで、側圧は強めだ。

もちろん、女性や小顔の男性であれば、問題ない可能性はある。
ただ俺としては、かなり誤算であったことは否めないので、顔幅が大きめの方はキツく感じると思う

対策として、ヘッドホンの幅を広げる方法も合わせて紹介しておく。

WH-1000XM4の側圧を弱める方法

STEP
自分の耳の間隔を測る
顔の幅測り方
デスオ

机の上に顔を置いて、ティッシュケースなどで測ってみよう。
顔幅ではなく、耳の間隔で測るのも間違えないように

STEP
計量機を含め大体同じ幅の台を作って測定する
デスコ

本などで高さを調整してみて
あとヘッドバンドは伸ばさないようにね

STEP
幅20cm以上のモノに丸1日挟んでおく
デスオ

幅20cm以上のモノならなんでもOK
挟んだら丸一日放置

STEP
翌日側圧をもう一度測る
デスコ

12g分弱くなったわ
一気にやると弱くなり過ぎてしまうこともあるから、1日ごとに広げていくのがオススメよ

WH-1000XM4側圧弱める

ヘッドホン常用者向けに開発されたゲーミングメガネもいいよ

イヤーパッドの上から掛けれる可変機構だからメガラーの側圧問題を解決する。
これがすこぶる快適で、俺はもうコイツなしじゃデスクワークしたくないくらいお気に入り。

ブラックカラーは皮脂汚れや指紋がかなり目立つ

ヘッドバンドやイヤーパッド内側の皮脂汚れはもちろん、外側に付着する指紋もとにかく目立つ…。
外側に関しては、マットブラックなので気にならないかな〜と思っていたがそんなことはなかった…。

なので毎回外すたびに、ウェットシートで拭き拭きしている。
これが面倒だという方は、かなり汚れてしまうのを覚悟した方が良い。

俺は在宅9割とたまの外出でしか使用しないが、外出用途がメインならプラチナシルバーの方が汚れが目立たないのでオススメだ。

ちなみに、俺が購入してるウェットシートはこれ。
Amazon限定で超激安だぜ。

SOLIMOウェットシート
  • SOLIMO ウェットシート
  • 1パック:60枚×20個
    Amazon限定商品
    サイズ:180×150mm
    トイレに流すの不可
    原産国:日本

メガネはテンプルが細いのじゃないと厳しい

WH-1000XM4メガネ装着感

左側のように「テンプル」が太いモデルだと、1時間くらいでこめかみ辺りが痛くなってきた。
なので、メガネと同時装着を考えている方は右のように「テンプル」が細いモデルがオススメだ。

マルチペアリングは便利だがデバイスにより切替時の遅延差はある

WH-1000XM4マルチペアリング

WH-1000XM4の売りの1つである「マルチペアリング(2台同時接続)モード
あらかじめ2台のデバイスを登録しておけば、再生&停止それぞれ自動で切り替えできる機能だ。

例えば、iPhoneとMacを登録し、両方でYouTubeを見るとするならば、片方を停止し、もう片方を再生すれば自動で切り替わる。

ただし切り替えるタイミングで遅延が発生してしまう
機種により差異はあるかもしれないが、YouTubeを当環境でテスト(各3回ずつ)した結果は以下の通りだ。

停止デバイス再生デバイス
iPhone7 PlusMac Book 13インチ(2020年)
3回平均=7.5秒
iPhone7 PlusWindows(HP Spectre x360 13)
3回平均=7秒
iPhone7 PlusRedomi Note 9S
3回平均=7秒
Mac Book 13インチ
(2020年 インテル製)
iPhone7 Plus
3回平均=11秒
Mac Book 13インチ
(2020年 インテル製)
Windows(HP Spectre x360 13)
3回平均=10秒
Mac Book 13インチ
(2020年 インテル製)
Redomi Note 9S
3回平均=11秒
Windows
(HP Spectre x360 13)
iPhone7 Plus
3回平均=9.5秒
Windows
(HP Spectre x360 13)
Mac Book 13インチ(2020年)
3回平均=10秒
Windows
(HP Spectre x360 13)
Redomi Note 9S
3回平均=2秒
Redomi Note 9SiPhone7 Plus
3回平均=3秒
Redomi Note 9SMac Book 13インチ(2020年)
3回平均=3秒
Redomi Note 9SWindows(HP Spectre x360 13)
3回平均=1.5秒

こうして比較すると、Androidから別のデバイスへの切り替えがダントツで速い
中でも「Windows」と「Android」の互換性がもっとも速い結果となった。

またマルチペアリングとは別件だが、知り合いのゲーマーにヘッドホンを貸し出し「Assassin’s Creed Valhalla」をプレイしてもらったところ、特に遅延は感じなかったそうだ。

ちなみに彼曰く、音ゲーなどでなければ遅延が影響することはないだろうとのこと。

iOSとAndroidによる最大音量の違い

iPhoneとAndroid最大音量の違い

OSによる「最大音量の違い」を解説する。
具体的にはiOSのMAX音量Androidの65%で大体同じくらいだ。

両者の違いは、”SONYアプリの音量設定“と”デバイスの音量設定“が連動しているか?である。

上記のようにiOSは、ヘッドホンの最大音量以上は上がらない
対してAndroidは、ヘッドホンを最大音量にした上で、さらにデバイスの音量を上げることができる

ちなみに、Android×ヘッドホンのMAX音量はとてもじゃないが、聴いていられないくらい五月蝿い

iOSとAndroidで音漏れ検証

WH-1000XM4音漏れ検証

音漏れについては、比較的静かなリビングのソファで、隣に奥さんに座ってもらい聴いてもらった。

iOSの場合、耳を真横につけた状態でMAX音量で曲を流しても、何か音がなっていることはわかるが、なんの曲かは全くわからないそうだ。
反対に俺も聴いてみたが、同じ感想である。

つまり、iPhoneなら音漏れはほぼないとみて良いだろう

続いて、Androidだが、こちらは音量65%=iPhoneのMAX以上を出すとバリバリ音漏れしている
最大音量に関しては、もはや歌詞もハッキリと聞こえるくらいだ。

つまり、Androidユーザーの方は電車やカフェなどで聴く場合、音量を65%以上にはあげない方がいいだろう。

WH-1000XM4機能の便利な使い方

さて懸念点をいくつか挙げさせてもらったが、それらを吹き飛ばすほど良いヘッドホンである。
ここからは、WH-1000XM4の機能をどんな感じで使うのか?また良かった点をいくつか解説していく。

外出時はアンビエントサウンド(外音取り込み)モードは必須

WH-1000XM4アンビエントサウンド(外音取り込み)モード

他の機能はボタンの長押しだが、外音取り込みの切替だけは1ボタンでできるから便利。

WH-1000XM4ボタン

ノイキャン:ON
↓  ↑
外音取り込み:ON
↓  ↑
両方:OFF

ノイキャンは本当に強力なので、そのまま外で活動するのは危険だ。
急いでいる時でも、1ポチで切替できるのはありがたい。

クイックアテンションモードは0.7〜1秒で爆速反応

WH-1000XM4クイックアテンションモード

ノイキャン中でも周囲の音を聞き取りやすくする機能が「クイックアテンションモード」だ。

右側(R)のハウジング中央を手で覆う形にすると切り替わる。
その間わずか1秒未満。

ただ、どこでこの機能を使用するのか?と言ったところである。
家族や友人と会話する時くらいしか出番はないだろう。

さすがに社内で、ヘッドホンをしたまま会話をするのは礼節を疑われそうだ。

スピーク・トゥ・チャットは音楽と会話を両立させる

\動画再生時間:8秒/

スピーク・トゥ・チャット」をONにしておくと、自分の声に反応して、話しかけた時だけノイキャンがOFFになる。

やり方は右側(R)のハウジングを二本指でロングタップ

俺は在宅用に購入したから、ほぼ使わないけどレジの支払いなどで重宝しそうだ。

ただし精度が良すぎるためか、咳払いなど声以外でも反応してしまうため、人によっては自動切替がストレスになることもあるだろう。

よく行く場所なら自動最適化を登録できるアダプティブサウンドコントロール

WH-1000XM4アダプティブサウンドコントロール

例えば自宅、職場、カフェ、ジムなどルーティーンで行く場所をあらかじめアプリに登録し設定しておけば、その場に訪れた時点でノイキャン度合いや外音取り込みモード等を自動で切り替えてくれる。

俺はほぼ自宅にいるので、使用機会はないが、毎日決まった場所に行くなら便利な機能だろう。

ただし常にこの機能を「ON」にしておくと、場所を移動するたびにモードが勝手に切り替わるため、音楽に集中できない。
移動が激しい方は、OFFにしておくことを推奨する。

デスコ

ONにしたまま電車に乗っていると、急にアナウンスが入ってきたりしちゃうのよね

ノイキャン機能は超快適のサイレントモード

これが初めてのノイキャンヘッドホンだから、他と比べることはできないが、とにかく快適そのものだ。
ノイキャンが発動した瞬間、その空間はナギナギの実サイレント状態になる(ちょいと大袈裟な表現なのはご了承いただきたい)

自宅であれば、外部の雨音はもちろん、外で飛び交うヘリや飛行機の音すら余裕でかき消す。
キーボードの打鍵音もキーストロークが浅めのものであれば強めに打ち込まなければ聞こえない。(締めのEnterを押す時などはさすがに聞こえる)

これにより、デスクワークの集中力は桁違いに向上した。
ただ音楽を聴く道具と考えず、生産性を上げるという意味でも十二分に投資する価値のある商品だ。

外出時のノイキャンパワーは20段階で調整できる

外出時の使用環境は、音楽をかけずノイキャン機能だけだと、多少の閉鎖感がある程度で、駅など様々な音の飛び交う場所ではその効果はほとんど感じられない。

ただ音楽を再生し、音量を半分ほどに上げれば日常の音はほぼ消える
工事現場の金属音や泣き叫ぶ赤子の声などは少し聞こえてきた。

しかし最大音量にしてしまえば、それすらも聞こえなくなるので、快適な音楽空間と同時にかなり危険な状態とも言えるので控えた方が良いだろう。

また「ボイスフォーカス」という機能は、騒音を押さえつつ、アナウンスや人間の声のみを取り込むものである。
これは常にONを推奨だ。
その方が音楽とのバランスが良く、非常に耳心地が良い。


調整に関しては、こちらのSONYヘッドホン用アプリ「Headphones Connect」でできる。

Headphones Connectアプリ

\Apple Storeへ/

\Google Playへ/

デスオ

似たアプリで「Sony Music Center」ってのがあるけど、こちらはゴミなので間違えないように。

取り外して15分後に電源自動OFF機能は超便利

WH-1000XM4電源

電源ボタンを2秒長押しすれば、物理的に切ることは可能だ。
ただその2秒が面倒なこの気持ち…分かる方はいるだろうか…?

パッと外してそのままフックにかけれる至福。
この感覚をわかる方であれば、物理ボタンの出番は生涯ないだろう。

丸一日余裕で持つバッテリーと爆速充電が神

WH-1000XM4バッテリー
WH-1000XM4クイック充電

ノイキャンをず〜っとONにした状態で、大体28時間ほど持つ。
一応公式では30時間とされているが、俺の環境では28時間ほどだった。

ノイキャンをOFFでは試していないが、公式に38時間と記載があるので丸一日は余裕でクリアできる。

さらに急速充電にも対応しているため、わずか10分の充電で5時間の音楽再生が可能だ。
これなら前日に充電し忘れても朝の少しの時間で、会社まで持たせることができるだろう。

内側は柔らかく外側は硬いハードケースでバッグにそのままぶち込める

WH-1000XM4ハードケース向き

やはりケース内にヘッドホンが収まるのは理想的だ。
よくあるガジェットポーチのような作りで、外側は硬めのハードケースになっているため、旅行などの際は気にせずバッグに入れておけるだろう。

ただし、正面から見て右側に(L)左側に(R)という形でしか収納できず、取り出す時に反転させなければいけないのはマイナスポイントである。

WH-1000XM4とWH-1000XM3を比較

XM3を所持しているわけではないため、客観的なデータのみの比較だ。

比較項目WH-1000XM4WH-1000XM3
スピーク・トゥ・チャット
(声に反応して外音モードに切替)
×
装着検出機能
(着脱時、音楽を再停止)※1
×
Google Fast Pair
Android 6.0以上簡単接続※2
×
マルチポイント
(2台同時接続)
×
DSEE ※3DSEE ExtremeDSEE HX
対応コーデック ※4SBC
AAC
LDAC
SBC
AAC
aptX
aptX HD
LDAC

※1.装着検出は、ヘッドホンを外してからの再停止だけでなく、15分後に電源OFFになる機能もあり(超便利)

※2.Google Fast Pairは以下の動画を参考にどうぞ。

意外と接続まで遅いからあまり役に立たないかな。
普通に操作して繋げば良いと思う。

デバイスを近づけてから、ヘッドホン側を接続モードにしないと検知できないのでご注意を。

※3.DSEEの違いについて

DSEE ExtremeはDSEE HXの進化版。
より優れた音質を再現する。

※4.対応コーデックについて

唯一WH-1000XM4が劣っている点だ。
aptXは遅延に強く、aptX HDは遅延強化+音質向上のコーデックである。

デスオ

Androidユーザーのみ関係してるから、こだわる方はチェックポイントになるね。

対抗馬AirPods Maxは一般人には無用の長物である

AirPods Maxは購入予定はないが、発売されてからというもの動向は追っている。
絶対に買わないと決めつつも、やはり対抗馬の情報は気になってしまうのが人間だ。

当記事に書くと長くなりそうだったので、別記事にまとめた。

以下の記事では、エアレビューならぬエア比較となるが、自分なりに調べたあらゆる方向から比較しているので、参考にはなるはず。

WH-1000XM4と電動昇降デスクのDIY術を紹介

さてさて、当サイトの読者さんの大半は電動昇降デスクを購入しているはずだ。
そこで、管理人のヘッドホンDIY術を紹介しよう。

必要なものは

  • マグネットフック
  • マグネット式充電ケーブル

の2つである。

ヘッドホンを引っ掛けるのに最適なマグネットフック

WH-1000XM4マグネットフック

ちょうど電動昇降デスクのビーム部分に、デカ目のマグネットフックを貼り付けておけば、画像のように吊るせる。

5kgまで吊るせるフックだから、254gのヘッドホンは余裕だ。
ビームの高さより3cmほどはみ出すものの、かなり気に入っている。

コクヨ マグネットフック
  • コクヨ マグネットフック
  • カラー展開
    ブラック|ホワイト
    オレンジ|ピンク
    サイズ
     幅58×奥行38×高さ105mm

ヘッドホンの充電はマグネット式ケーブルですべし

WH-1000XM4マグネット式充電ケーブル

先ほどから言及しているように付属の充電ケーブルは15cmしかない為、非常に使い勝手が悪い。
そこでオススメなのが「マグネット式ケーブル」だ。

説明書には「付属ケーブル以外では、充電できない場合があります」と注意書きがあるものの、ご覧の通りしっかり充電されている(ランプ点灯)

充電器からケーブルを引っ張って、ケーブルカバー内に通しておけば、先ほどのフックにかけた状態で、パチっと充電できる。

そしてケーブル先端部分がマグネットになっているため、普段はケーブルカバーにくっ付けておけば良い。

マグネット式ケーブル収納
デスオ

ケーブルの抜き差しがなくなるから、一度ハマったら病みつきだぜ?

Ewiseマグネット充電ケーブル
  • Ewiseマグネットケーブル
  • USB-C to USB-C 1.8m
    急速充電:20V/5A/100W
    カラー展開
    ブラック|シルバー
    レッド|ブルー

1.8mと長さ制限はあるものの、2020年12月時点では、唯一100W対応しているマグネットケーブルだ。

もちろんヘッドホン用としてはオーバースペックだが、MacBook Pro16インチなど大きなデバイスも充電する方はこちらをオススメする。

100W対応の充電器も必要

100w対応の充電器はまだ市場に多くは出回っていないが、俺が購入したのは以下の商品だ。
ちなみにAmazonでは高頻度で特選セールをやっているのでチェックしておくと良いだろう。

 Hyppr PD充電器
  • Hyppr PD急速充電器 
  • USB-C×2ポート
    100W PD3.0出力
    スマート配電
    GaN (窒化ガリウム)採用
    本体:196g

結論:WH-1000XM4は発売時より値下がった今が買い時

以上、SONYのWH-1000XM4をレビューした。

Apple信者さんや金持ちは「AirPods Max」を買ってもいいと思うが、いわゆる一般の方であれば「WH-1000XM4」で十分のはずだ。

そもそも音質にこだわる商品ではないので、ノイキャンの無音空間を筆頭に音質以外の機能に魅力を感じるのであれば自信を持ってオススメする。

\動画再生時間:1分49秒/

WH-1000XM4外寸値
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  • 電池持続時間
    ノイキャンON:最大30時間
    ノイキャンOFF:最大38時間
    充電方法:本体USB-C〜A
    重量:254g
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イヤホンタイプ「WF-1000XM4」も発売されたぞ

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WH-1000XM4レビュー

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