FLEXISPOTさんからご提供いただいたキーボードトレーKT1をレビューしていく。
最初はキーボードトレー?別にいらなくね?と思っていた。
実際、提供いただいた当時(2020年)は、幅は取るし邪魔だなぁと感じていたものだ。
ただその時は、キーボードくらいしか乗せるものがなく、タッチタイピングもできなかったため、恩恵を100%享受できなかった原因は俺にあったと今(2023年)になって気づいた…。
Amazonをはじめ、ネット上のレビューを見ていると俺と同じような思いの方が多く、酷評が目立っている。
しかし物は使いようとはよく言ったもので、キーボードトレー単体では微妙でも、他のアイテムと組み合わせることでとてつもなく便利な代物に昇華するのだ。
左手デバイス・トラックボールマウスを左右に置き、真ん中に収まる30cm前後のキーボード、それぞれのリストレスト、そしてタッチタイピングをマスター…これらの条件がすべて揃った時、キーボードトレーは本領を発揮する。
→各アイテムは後ほど紹介
FLEXISPOTさん、当時の未熟なライティング力、視座の低さからゴミみたいなレビューしか書けなくてすまねぇ。
お詫びとしちゃあなんだが、この度約3年ぶりに、レビュー記事を刷新させてもらう。
ちなみにその後、気に入りすぎてメインデスク用に自分で購入した
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おすすめポイント
- デスクの上が超スッキリする
- キーボード、マウス、左手デバイス3種の神器がいつも定位置にある
- 有線接続にしてもケーブルがほとんど見えない
- 狭い天板でもモニターまでの距離を稼げる
- トラックボール一択となり、マウス沼をかなり絞ることができる
- キーボードも30cm前後から選ぶため、沼に入る必要がなくなる
目次
FLEXISPOTキーボードトレイKT1レビュー
デスクの上がスッキリしてなんでも置ける
モニターまでの距離を稼げる
カラー
ブラックとホワイトの2色展開
白デスク環境にもバッチリ対応している。
サイズ
キーボードトレーの寸法 |
---|
①トレー幅:66.4cm |
②トレー奥行:24.5cm |
③取付プレート奥行:33.7cm |
④取付プレート幅:14.9cm |
⑤天板裏〜キーキャップまでの高さ:11cm前後 |
⑥リストレスト内側の奥行:21cm |
⑦トレー水平〜+20°の高さ:11.5cm |
⑧トレー角度:-16°〜+20° |
⑨本体重量:3.7kg |
奥行、横幅ともにかなり大きいため、お使いの天板に取り付けるスペースがあるか?を必ず確認しておこう。
右側にある調整ノブで、”高さ5cm前後“と”角度調整“ができる。
3つの取付方法と注意点
電動昇降デスクの脚は、中央で支える”エの字型フレーム“と支柱を後ろにズラした”コの字型フレーム“がある。
それぞれの形状や天板の奥行により、取付方法が異なるので注意。
天板裏に直接付ける方法
コネクタを4つ使った取付方法
コネクタを4つ使った方法なら、奥行70cm天板でもデスク内に収まる。
ただしキーボードトレーの位置も天板直付けより6cm下がるため、座った時に膝がぶつからないか?事前に確認しておこう。
コネクタ取付時は、天板下からキーボードトレーの底面まで約17cm。
コネクタを3つ使った取付方法
コネクタを3つ使う場合、背面は1つだけ使用する。
天板を支えるバーを跨ぐように設置することで、前方にスペースがなくても取り付け可能。
とりあえず天板の奥行は、気にしなくて大丈夫というこかしら?
そうだね、あとはキーボードトレイ本体の横幅に問題なければ、取り付けできるよ
引き出しS01と同時に付けるなら天板幅160cm以上必要
幅170cm天板で、S01引き出しを左右ギリギリに設置した場合、キーボードトレイとのスペースが約7.8cm。
幅160cmだと左右5cmずつ狭まるため、2.8cm空く計算となりギリ設置可能。
こちらは横幅140cm天板に引き出しと一緒に取り付けたイメージだが、中央からかなりズレてしまっている。
またFLEXISPOT引き出しS01はネジ止め式だと幅狭な部類なので、その他の商品だともっと厳しい。
両方取り付け予定の方はご参考まで。
キーボードトレイはクランプ式のもある
ネジ止め式と比べ、安価で手軽に取り付けられるのが特徴。
天板上にクランプが見えていてもよければ、こちらでいいかも?
FLEXISPOTに限らず、様々なメーカーから販売されている。
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タッチタイピングをマスターせよ
キーボードトレイを使いこなすには、タッチタイピングは必須スキルである。
なぜならキーボードを見ながらの作業は首に負担をかけるからだ。
トレイを使う場合、キーボードの位置はさらに低くなり、目線も下がる。
そうなると首や肩への負担は増し、疲労に繋がるだろう。
なのでタッチタイピングができるようになってから導入してね
逆にできない、練習する時間も取れないのであれば、キーボードトレイは設置しない方が良い
マイタイピングの基礎講座を1〜17までを、できるようになるまで順番に行う。
設定はこんな感じにしておこう。
効果音はお好みでOK。
これで文字と記号に対応できるようになるはず
続いて数字は以下のサイトがおすすめ
こちらで練習項目を適当にこなしていけば数字も覚えられるはず。
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キーボードトレイKT1の利便性を向上させるアイテム集
こちらが2024年最新の構成だ。
冒頭で言ったとおり、キーボードトレイ単体では微妙だが、これらのアイテムを揃えることで快適な作業環境が整う。
車用すべり止めシート
車のダッシュボード用のすべり止めシート。
こちらのLサイズが幅30cm前後のキーボード横に貼るとジャストサイズだ。
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左手デバイス3選
左手デバイス3強といえば
→Stream Deck
→Loupedeck
→TourBox
になるだろう。
その中でもキーボードトレイKT1に乗せれるモノだと、カラーも含め、上記9つがおすすめだ。
STREAM DECKの特徴
物理ボタン式なので、押した感覚が分かるのがポイント。
ダイヤル付きが最新モデルで、音量調整なども感覚的にできるようになった。
※.32個(ブラックのみ)15個以下はホワイトカラーあり
設定方法も右メニューから持ってくるだけなので、非常に使いやすい。
マクロ設定は最初は戸惑うかもしれないが、検索すればわかりやすい方法が出てくる。
他の2つにくらべ、カスタム情報が圧倒的に多いのも特徴だ。
ボタン数で迷っているなら、とりあえず多い方を買っておくのがおすすめだよ
32個ボタン
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15個ボタン
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ダイヤル付き8ボタン
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Loupedeckの特徴
最初にダイヤルを付けたのがLoupedeck。
操作はタッチパネル式を採用。
設定方法はやや難解な模様、調べるのが苦じゃなければSTREAM DECKより自由度は高い。
※.カラーはブラックのみ
12個ボタン|ダイヤル×6
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15個ボタン|ダイヤル×2
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TourBoxの特徴
すべてのボタンが異なる形をしているため、タッチタイピングと同じく手触りでモニターを見ながらの作業が可能となる。
動画編集やイラストレーターをしている方に人気の商品だ。
有線(Neo)と無線(Elite)の違い。
価格差がかなりあるため、予算の都合で決めるとよいだろう。
TourBox Elite
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ミニスタンド
横幅30cm前後のキーボード
キーボードはマウスと左手デバイスを考慮すると、テンキーレスの幅30cm前後がおすすめ。
トレイ内の奥行が21cmなので、リストレストも使うなら合わせて20.5cm以内に収めよう。
俺はHHKBのType-Sを使っている。
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無刻印モデルは変態向けだから、特にこだわりがなければ刻印ありモデルのが良いかも?
トラックボールマウス3選
マウスは動かすスペースがないので、トラックボール一択。
キーボードトレイの奥行21cm以内に収まるものであれば、ブランドは好きなものでOK。
ここでは有名どころ3社を紹介しておく。
俺はエレコムのDEFT PROを使っている。
ELECOM|DEFT PROの特徴
左右クリックを除いて、最大8個のボタン割り当て(おそらくトラックボールマウスの中で最多)が可能。
トラックボールの位置は、親指でも人差し指でも使っているうちに慣れるが、カスタムボタン数は間違いなく多いが正義。
ブラックカラーのみ。
有線・無線どちらにも対応しているわよ
あと今回紹介している中で一番安いのもおすすめポイントね
デメリットはボール径が44mmと特殊なので、交換できない点かな?
個人的には黒玉に替えたかった…
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Kensington|Pro Fit Ergo Verticalの特徴
ホワイトとブラックの2色展開。
左右クリックを除いて最大7個のボタン割り当てが可能。
角度の付いた親指操作で、握手するような握り心地が特徴。
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有線・無線に対応しているわ
人気商品なのでAmazonだと売り切れていることが多いわね
ボール径34mmだから、Perixxの交換用ボールが10色あるよ
Logicool|MX ERGO MXTB1d
グラファイトカラー1色、親指操作。
左右クリック除くと、6ボタン割り当て可能。
20°の傾斜角で手首の負担を減らしてくれる。
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なぜか一番人気なのがこれなのよね
高いし、カスタムボタンは少ないし、私は好きではないわ
あっでも見た目は一番カッコいいかも?
ボール径34mmだから交換できるタイプだね
それぞれに合わせたリストレスト
リストレストは左手デバイス用、キーボード用、マウス用それぞれの高さに合わせて揃えるのがおすすめ。
一応俺が使っているものを紹介しておく。
左手デバイス用リストレスト
STREAM DECK32個の場合になるが、こちらのノーブランドリストレストがちょうど良い感じだった。
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キーボード用リストレスト
キーボードレストもノーブランドでOK。
キーボードに合わせて、レストも幅300mmから探そう。
クッションタイプより、木製がおすすめ。
マウス用リストレスト
マウスレストは、トラックボールなら2023年に見つけたコレがおすすめ。
中央が凹んだ機構が珍しく高さも十分あるため、トラックボールマウスとの相性がすこぶる良い。
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キーボードトレイKT1付属品
部品も少ないため組み立て自体は簡単だが、後付け(デスク組み立て後)の場合は下からドリルの穴あけを行うことになる。
意外と角度や中心が分かりづらいのでそこだけ注意しよう。
かくいう俺もレビュー用デスクに適当に取り付けたらこのありさま…。
もちろん記事ではこうならないように解説している。
キーボードトレイKT1の取り付け方法
組み立てに別途用意するもの
STEP
プレートの取り付け位置を決める
まずはプレートを直付けするパターン。
エの字型フレームなら天板奥行80cm以上、またはコの字型フレームを購入された方向け。
使用するもの
- 位置確定用ボード
ペイントマーカー(細字)
→Amazon→Rakuten→Yahoo!
①中央の位置を決める
②”手前の穴“から”天板の端まで3.5cm以上“あけておくと、デスク内にトレイが収まる。
STEP
キーボード台を組み立てる
使用する物
STEP
プレートにアームを取り付ける
使用する物
プレートにアームをスライドして差し込む。
プレートカバーを被せて、下からネジ止めする。
キーボードトレイの滑りが悪くなってきたらすべり剤を吹きかけよう
トレイを一旦外してから、左右のレールに軽く吹きかけると、ビックリするくらい滑りが良くなる。
なんなら最初から吹きかけてもいいかも?
E7Q-Odinにキーボードトレイを取り付ける方法
→E7Q-Odin
は、4脚モデルになるので、取付方法が2脚デスクと異なる。
その場合は以下を参考に。
その他デスク周辺
デスク下引き出し
配線整理
結論:キーボードトレイKT1は使いこなせば神アイテムだがコツがいる
以上、キーボードトレーKT1のレビューをした。
使いこなすにはクセのあるアイテムだが、一度その利便性に気づくと手放せなくなる。
- 取り付けるスペースがある
- キーボードやマウスをしょっちゅう移動させている
- タッチタイピングができる
- 3種の神器(30cm前後キーボード、トラックボールマウス、左手デバイス)を揃えられる
4つすべてに当てはまる人であれば、全力でおすすめしたい。
デスクの上を広く使えるって想像以上にに便利だぜ?
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- キーボード、マウス、左手デバイス3種の神器がいつも定位置にある
- 有線接続にしてもケーブルがほとんど見えない
- 狭い天板でもモニターまでの距離を稼げる
- トラックボール一択となり、マウス沼をかなり絞ることができる
- キーボードも30cm前後から選ぶため、沼に入る必要がなくなる
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