リンク切れを自動で調べてお知らせしてくれるプラグインです。
参考にしたサイトが削除されてたり、アフィリエイトのリンクが改変や期限切れになったりと、サイト運営にリンク切れは付きものです。これらを自動で調べ検出してくれるので、非常に便利。
リンク切れの放置は、サイトの信用問題に関わります。「あっコイツ、サイトのメンテしてないな」とサボってるのが読者にバレてしまうわけですね。
他にもアフィリンクなら、本来そこから発生していた収益を機会損失します。
インストールして数カ所変更するだけなので、ぜひ導入しましょう。

目次・読みたい所へタップできます
Broken Link Checkerをインストール
同じ名称のプラグインがありますが、グレーの方なのでお間違えのないように。

Broken Link Checkerインストール方法
「プラグイン」「新規追加」をクリック 「Broken Link Checker」で検索 「今すぐインストール」「有効化」をクリック
Broken Link Checker一般設定

WordPressリンクチェッカー設定
- 「設定」
- ↓
- 「リンクチェッカー」をクリック

Broken Link Checker一般設定
ステータス
チェック済みのURL数が表示されます。

Broken Link Checkerステータス
デバック情報の表示
リンクチェッカーの仕様を確認できます。

Broken Link Checkerデバック情報
各リンクをチェック
設定した時間ごとにリンクチェックを行います。

Broken Link Checker各リンクをチェック
デフォルトでは「72時間=3日に一回」になっていますが、リンク切れはちょっちゅう起きるわけではないので「168時間=1週間に1回」くらいに変更しておくと良いです。
メールで通知
両方チェックする。

Broken Link Checkerメールで通知
新たに検出されたリンクエラーについてメール通知を受け取る
リンク切れが起きてるURLを自分のメール宛に通知します。

Broken Link Checker管理画面リンクエラーチェック
- 「ツール」
- ↓
- 「リンクエラー」
からでも確認できますが、忘れる可能性があるのと、毎日WordPressにログインしてるわけでもなければ、チェックを推奨します。

Broken Link Checkerリンクエラーメールサンプル
このようなメールが届きます。
投稿内のリンクエラーについて作成者へメール通知を送る
URL先(参考にしたサイトなど)への通知です。相手に通知してあげることは親切なのでチェックを推奨します。
通知メールアドレス

Broken Link Checker通知メールアドレス
上記で「リンクエラー通知」にチェックした場合の送信先指定です。
通常は以下に登録してあるメールアドレスに送信されますが、それとは別に送信を希望する場合は、希望のメールアドレスを入力してください。

WordPress一般メールアドレス
管理画面「一般」→「メールアドレス」
リンクの調整
3箇所すべてチェックします。

Broken Link Checkerリンクの調整
リンクエラーにカスタムCSSを適用する
こちらは以下のようにリンクに取り消し線が引かれます。(リンク自体はクリックできる状態です。)
例:リンクサンプル→リンクサンプル
削除したリンクにカスタムCSSを適用する
こちらはリンク自体は無効かつ取り消し線が引かれます。
例:リンクサンプル→リンクサンプル
デフォルトではtext-decoration: line-through;
=「取り消し線」が指定されていますが、どちらも「CSSを編集」をクリックすると、好きに指定できます。
例えばdisplay:none;
と指定すれば、リンク自体を消すこともできます。
検索エンジンに壊れたリンクをたどらせない
無効になったリンクに自動でnofollow
タグをつけてくれます。
記事を巡回するクローラーに無効リンクのみ辿らせないことを指します。
nofollow
はサイト運営する上で重要な概念なので、理解を深めたい方はこちらに目を通してください。

提案

Broken Link Checker提案
チェック不要
後ほど解説する「高度な設定」の中にある「URLを編集」部分の設定なんですが、まず使用することはないのでチェック不要です。
警告

Broken Link Checker警告
チェックを外します。
ここにチェックすると、リンクエラーではないエラーを「警告」として別に検出します。
例えば「503 Service unavailablke=サーバーに一時的にアクセスできなかった」場合などです。

Broken Link Checker警告表示
ただ「警告」の場合は、メールや管理画面にエラーとして表示されません。(エラーチェック画面を目視で確認する必要がある)そのため、チェック漏れの可能性を考慮して、とりあえず全部リンクエラーとして検出しておきます。
Broken Link Checker含まれるリンクを探す

Broken Link Checker含まれるリンクを探す
どの投稿に対してリンクチェッカーを使用するかを設定する項目です。
特にこだわりがなければ、デフォルトのままでOK。
中級者以上の方で「カスタムフィールド」にリンクを設定している場合はチェックしてください。
投稿のステータス

Broken Link Checker投稿のステータス
通常はデフォルトの「公開済み」だけチェックしてあればOKです。
ただし、大量に外注していて下書きが数百〜数千ある場合は「下書き」もチェックしておくと公開前にリンク切れに気づける可能性があります。
Broken Link Checkerチェックするリンクの種類

Broken Link Checkerチェックするリンクの種類
通常はデフォルトのままでOKです。
動画メインのサイトなどで、YouTubeの埋め込み以外も活用する方は使用する項目にチェックしましょう。
除外リスト

Broken Link Checker除外リスト
デフォルトの空欄で構いません。
中級者以上のテクニックですが、内部リンクのパーマリンクを指定してリンクチェックさせないこともできます。
そうすることによって、負荷を減らすことができます。その場合は以下のように入力してください。
必ず1行に1つのリンクのみ
- wordpress-manual/
- blog-manual/
下記のようにパーマリンクを繋げるのはNG
- wordpress-manual/blog-manual/
Broken Link Checkerプロトコル&API

Broken Link Checkerプロトコル&API
通常デフォルトのままでOK。
「MediaFire」は、オンライン上でファイルを共有できるサービスです。
WordPress内で使用する場合はチェックしましょう。
「RapidShare」もファイル共有サービスでしたが、2015年3月31日を持ってサービス終了しているのでチェック不要。
Broken Link Checker高度な設定
基本は以下の画像の通りに設定してください。赤枠で囲ってあるところがデフォルトからの変更箇所です。一応各項目の意味も解説します。

Broken Link Checker高度な設定
タイムアウト

Broken Link Checkerタイムアウト
ページの読み込み時間がこの値を超えると、ページ内にあるリンクはすべてエラーとなります。デフォルト(30秒)を超えてしまう場合は、この値をイジるのではなく、WordPressを高速化する必要があります。
リンクモニター

Broken Link Checkerリンクモニター
ダッシュボード表示中に継続して実行する
チェックするとダッシュボード=管理画面を開いている最中もリンクチェックしてくれます。
バックグラウンドで1時間ごとに実行する
チェックを外してください。(負荷がかかるため)
ダッシュボードのウィジェットを表示
リンクエラーがあった際、ダッシュボードに表示するかという指定です。
指定した権限者のダッシュボードに大きく表示されますが、メール確認など他の方法で確認できるので余計な負荷を減らすため「誰にも表示しない」にチェックします。

Broken Link Checkerダッシュボードのウィジェットを表示
管理者
WordPressに関するすべての操作権限を持つ者(パスワードの変更など)。
編集者以上
コンテンツに関するすべての操作権限を持つ者(コメントやリンクなど)。
誰にも表示しない (ウィジェットを無効化)
どの権限者に対しても表示しない
リンクに表示する操作
画像の通りに設定しておきましょう。

Broken Link Checkerリンクに表示する操作
チェックした箇所が以下の画面に選択肢として表示されます。

Broken Link Checkerリンクエラー操作項目
URLの編集

Broken Link CheckerURLを編集
リンク先のURLが変更されている場合は、ここで編集できます。
基本的に使いませんが、アフィリンクなどの変更またはリンク切れがおきた際はここから編集することが可能です。
リンクの解除
該当したリンクを解除し、クリック不可にします。(表示された文言はそのまま)
例:リンクサンプル→リンクサンプル
リンクエラーではない
以下で解説している「再確認」をクリック後、リンクエラーではなかった場合にクリックすると元のリンクに戻ります。
無視
リンクチェッカーに引っかかったリンクは必ず確認する必要があるので、無視はいけません。
誤クリックを避けるため、チェックを外します。
再確認
「再確認」をしてエラーが消えた場合は、リンクチェッカー側のミスです(大抵はチェック時間をオーバーしただけ)
リダイレクト修正
上記の「URLの編集」で変更したのち、検索エンジンにすぐに知らせるものです。
当サイトでは、必要性を感じないのでチェックを外しています。
最大実行時間

Broken Link Checker最大実行時間
ここで設定した時間内にリンクチェックが終わらないと、リンクエラーになります。
基本デフォルトで問題ありませんが、1ページ内に大量のリンクがある場合は、時間オーバーもあり得るので、その場合は秒数を少しずつ増やしてみましょう。
サーバー負荷の制限

Broken Link Checkerサーバー負荷の制限
現在の負荷より少しだけ高い値を指定します。設定値を超える頻度が多い場合は、値を増やしましょう。その際は少しずつ増やしてください。
例:12:00→12:50など
リソース使用率の目標値

Broken Link Checkerリソース使用率の目標値
基本は変更不要ですが、リンクチェッカーの動作が重い場合は、値を減らしましょう。
ログの保存

Broken Link Checkerログの保存
特別な事情がない限り、ログを取る必要性はないのでチェック不要です。
なるべく余計な負荷はかけないようにしましょう。
ログファイルの場所

Broken Link Checkerログファイルの場所
上記にチェックを入れた場合、ログの保存先を指定できます。
再確認

Broken Link Checker再確認
「すべてのページを再確認」をクリックすると、過去のリンクチェックデータをすべて削除してもう一度確認し直します。
基本的に押さないように注意してください。
Broken Link Checker絶対に触れてはいけない項目

Broken Link Checker管理画面リンクエラーチェック
上記でリンクエラーをクリックすると以下の画面に飛びます。

Broken Link Checkerリダイレクト
上記リダイレクト済みのリンクも「リンク解除」など選択できるようになっていますが、絶対に触れないでください。
正しいリンクを解除してしまうと、表示崩れの原因になります。
Broken Link Checkerまとめ
リンクチェッカーの効力が一番発揮されるのは、やはりアフィリンクですね。
リンクが切れてると、機会損失になるのでそこだけ注意しましょう。
プラグインのまとめ記事はこちら

※日本語が含まれていないコメントは投稿できません。(スパム対策)